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写真やイラストを使ってくださった記事

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noteの海に放った写真やイラストたち。それぞれ新たな記事となってまた出会えた嬉しさを集めたマガジンです。使ってくださった皆様に、感謝を込めて。
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#詩

写真を使ってくださった記事を集めました

写真を撮るのが好きです。 もっと言うと、写真を撮るという行為によって得られる没入体験が好きです。 そんななので依然、自己満足に終始しています。 好きなら仕事にしてみるかなぁ、とぼんやり考えることもありますが、仕事となるとその先にお客様がいるわけで。 積極的に「誰かのためにこの写真のスキルを役立てたい!!」と思ったことは、実はあまりありません。 でも、noteでちょっと嬉しいことがありました。 *** すでにnoteクリエイターとして活動している皆さんにはおなじみ

夢のパスタ

合法的なハーブでパスタ 呪いのようにバジルを齧る 巻き込みながら吸い上げる 憂鬱は洗い流して水に流して バジルに混じる憤りの赤 行き倒れの墓 無名の中 赤と緑の化かしあい キツネとタヌキの猿芝居 外から見てりゃあバカ試合 騙す方も騙される方もカス 登場人物全員悪党 切れ味鋭いダマスカス 中途半端に尻上がり マダガスカルの夢を見て 胡蝶の夢を誇張する 半目のまま寝るハンモック 反目しあって完黙 混じるバジルの緑の成分 とろけた夢のカリフォルニア すべて一夜の夢のまた夢

さよならは言いたくなかったのに

あと少し。 君に伝えたいことがあるのに。 あと少し。 これからも君と一緒にいたいのに。 あと少し。 ずっと君と同じものを見ていたかったのに。 あと少し。 もっと喧嘩もしたかった。 あと少し。 もっと一緒に笑い合いたかった。 あと少し。 あと少しで僕らは。

【詩】春の放心

春の光は朦朧と どこか狂気を滲ませ漂う 赤子の瞳(め)の初めて見た 光の靄の記憶のように 小さな放心を満たして 春のゆりかごは揺れている #詩 #詩人

【詩】それでもいいね

飼い猫が眠たいことを知らせる午後14時 日差しは傾き揺れている なんとなくそう思うことばかり なんとなくそう思うことが当たるばかり 秘密って誰のものでもなくて 現実の一部 酷いことをされたときに 一番傷つくのは傷つけた本人だと思う だから強く責めても意味がない 意味がないものを考えても意味がない それはあの雲にのれるだろうかという幻想に近い ノートに書いた自分の文字が幼くてかわいい 私は綺麗な文字を書けないけれどそれでいいと思う もっと他にも 口笛が吹けないし

 真綿荘の住人たち 著:島本理生

 北海道から東京の大学に合格し、上京する事になった大和君。三食食事付きの格安物件の真綿荘に住む事になった。真綿荘は江古田にある古いアパートだ。一階に画家の晴雨さんと小説家の綿貫さんが住んでいる。晴雨さんは綿貫さんの内縁の夫だ。  綿貫さんがこの真綿荘の主人である。料理の世話から洗濯まで寮母のように働いている。合間に執筆活動をしているようだ。他に住人は椿さんに鯨さん両方女性である。椿さんは高校生の八重子という女の子と付き合っている。所謂レズビアン的な趣向だ。鯨さんはなんと大和

詩/歌詞/マヨネーズの落書き

味はおんなじ でも上手くいかなかった マヨネーズの落書き 味はおんなじなのに 君のさよならが隠れて 不味くて仕方がない いつかは 上手く書けるかな マヨネーズの落書き

四月こがね色の世界

日も長くなり、暮れるにはまだ時間がある。 陽射しは強く、「昼下がり」とも「夕方」とも言いにくい時間帯は、とても眩しい。 陽の光に照らされた街は、何もかもが輝いているように見える。 そんな景色を眺めていたら、知らない間にもう、「夕方」と呼んでも良い時間になっていた、四月のある一日でした。 まつりぺきん 自由律俳句 詩

【ぽかぽか陽気!2時間ランニング俳句】春昼や鳥の夢見る川の月 22.02.12.

気温14℃の中、14:29~16:30の大体2時間ランニングをしてきました。気温が5℃だった先週とは打って変わって10℃近く上がって、日陰を走るとちょうどいいくらいの陽気でした。そういえば朝の天気予報で4月頃の暖かさと報じられていましたが、早すぎるエイプリルフールではなかったようです。 風光る川へ鉄路の軽き音 冬に冷たく重く感じていた鈍行列車のガタンゴトン音の印象が明らかに変わっていました。何と言いますか、音が川の上をスーパーボールのように弾んでいるイメージです。でも「弾

『1K』

笑った音と 泣いた音 この壁の中にとじこめて  笑った色と 泣いた色 この壁じゅうに塗りつける 埋もれてたって 忘れてたって ぜんぶぜんぶ ここにある 見つけたものも 無くしたものも ぜんぶぜんぶ ここにしかない ご飯をたべて 息をする 日が登って 日が沈む 瞳を閉じちゃう そのまえに もう少しだけ 話がしたいよ

寝室の隣は外以外

いつまでも冬気分のこたつ ねこがいた時のあぐら形を しょうがない秋は台風雨雲 〇〇たり〇〇だり〇〇だな 明日温くしないとと言われ 明日の自分はわからない私 でありたい症候群に係つけ 木工パテの存在感ガンガン 秒針と分針と自信がない壁 とてもお金が掛かってる籤 春を忘れた僕コンビニの光 着ていますよ人皮という服 帽子落ちるような球投げる 持ち味を選ぶ球団グルメ過 田中中田田山山田田上上田 ブルブルする機械の上に体 磨りガラスに暗い光が反射 昔の

一人でやることが自分だった

支配者がいなくなったら、 全員奴隷だと気づいた国があった。 支配者の強制はない。 今日の労働は白紙。 ずっと。 自己支配を身につけたものだけが、 個人として社会的に生きられるようになっていた。

私にしか歌えない歌を。

心におじさんを飼っているので辛口のお酒しか飲まない。 なのに、肌寒くなってくる今くらいから冬にかけては梅酒が恋しくなる。 ゼリーを作ろうと温めた梅酒がほわんと香る。 甘い香りは琥珀に閉じ込められた虫みたいに私を動けなくする。 全然タイプじゃないのになんであいつが気になるの!?と悩み悶えるマンガの主人公の気持ちがよく分かる。 やはり引力には逆らえない。いいものはどうしたっていいのだ。 昨日You Tubeで観たキョンキョンの「木枯らしに抱かれて」を思い出す。アイドル