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陰鬱な休日もある

休日の朝。目覚めが良いなあと思った。まだ7時か。でも、今朝は寒い。もう少しゆっくりしていようか。そうやって、8時、9時、10時と時間が経つ。気づけば昼になっていて…。

あっ、そういえば、月初は仕事が多い。次の出勤は月初になってからである。会社に電話して、あれこれ先にやってもらった方が良いだろうか。でも、今日は休日だし、なるべく仕事のことは忘れたい。けれども、今電話しなかったら、自分の首をしめることになるかもしれない。どうしよう、どうしよう、どうしよう。

結局、なるべく仕事のことを思い出すまいという思いは仇となり、とにかく仕事や職場についてあれやこれやと考えていた。こういうときは、かえって悪いことばかりが思い起こされる。それは、結局のところ、人間関係に関する問題に行き着く。日頃から、なるべくフラットな気持ちで仕事をしたいのに、そうはいかないというようなことでモヤモヤする。

いつも、こういう気分になったときは、なるべく外出するようにしているが、そういう気さえ起こらなかった。というのも、特に大阪では、新型コロナウイルスの感染者が増えていて、今は「勝負の3週間」なのである。本当は予定が入っていたけれども、それも状況が状況なのでキャンセルされることになった。

最近の趣味である、映画鑑賞でもしようかと思えるようになった頃には、夜になっていた。あれこれ考えるのも馬鹿らしくなっていたのか、眠ってしまっていた。今日観に行こうとしていた時間には間に合わなかった。

とことん気分の良い一日もあれば、とことん陰鬱な一日もある。今日は後者だった。たぶん、季節の変わり目のせいだ。



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