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最高だと思えるオリジナル靴下をつくるための、いちばん楽しい時間とは…

実はこのnoteを書いている今は、実はもう…
全色・全デザインのサンプルができましたよ!と
塚本さんから連絡があり「最高…」となっている
タイミングだったりするのです。笑
以前書いた記事で染色工場のレポートをしたので
新色がどれなのかというのは明かしてたのですが、
今回の「オリジナルの色」をどうやって
選定していったのかを
今日は書いてみようと思います。

今年は2年連続でつくったデザインをやめて
新しいデザインにしたいと思っていたのでまずは
どんな感じのデザインの靴下がいいのか
イメージ素材を集めて現実的に
作れるもの・作れないものを教えてもらったり、
hacuさんからサンプルをお借りしてその中から
より作りたいデザインに近いものを決めて
それから色を決めるという順番で
ひつじのくつしたを作っています。

…余談ですが、今年は3年目なので思い切って
大きなデザインチェンジをはかりました!
どきどき。。
そして2デザイン作るのを会社から
許可してもらえたおかげで
最初に載せた写真の2デザインで
製造できることになりました。
ということは、選ばなければいけない色も
多くなり糸の見本帳の中の色だけでは
イメージ通りの色が見つからなかったので
昨年赤色をオリジナルで作ったように今年は
「からし色」をオリジナルで作ろうとなったのです。
選定方法などは基本的に今年も同じように
塚本さんの勤める大鹿株式会社さんにある
ウールで作られた
生地のアーカイブの中から目指す色を探します。

この生地の色好きだな~!これがいいかなー!?

あっ…!!
机の上に謎の足形があるのに
気づいてくださいました!?(強引)
そう、今年は新兵器(大げさ)の実寸大
靴下イメージ紙を作って挑んだのです!笑
バイカラータイプを作りたいと思っていたので
どれくらいの長さにするのがバランスいいのか
頭で考えていても全然イメージできなかったので
実際の靴下をスキャンして、イラストレーターで
アウトライン取ってサイズを原寸にして
長さのバランスを考えてみました。
プロの人たちはこんなことしなくても
頭の中で完成がイメージできると思うのですが、
そこは素人なので素人らしく
自分が納得できる方法としてこのやり方で
やってみました。

新兵器、原寸大ソックスイメージ紙に救われました…!

個人的には、並べた時のイメージも
想像しやすかったので本当にこの方法を
試して大正解でした~(セルフ拍手喝采)
1つずつは良い色でも、並べたらチグハグでは
なんだか残念じゃないですか…
並んだ時の色のバランスも大事にしたいので。
自分グッジョブ!と心から思った
2023年の靴下づくりのハイライトです笑

…いやいや!まだ何も終わってないから!
と突っ込まれそうですが、今年のオリジナルカラーは
「からし」にしよう!と決まったので、
あとは昨年の赤色同様でサンプルの糸を
染めてもらって色を見て決める…という作業でした。

こちらが染めあがってきたサンプル(からし色)

今年もなんだかんだと2回ほど
色を作ってもらいましたが、
どれでもいいくらいどれも良かったので(笑)
「これで」とオーダーして染色工程に
進んでいくのでした。

今回の記事のタイトルに
「最高だと思えるオリジナル靴下をつくるための、
いちばん楽しい時間とは…」と書きましたが
色を決めるこの工程がいちばん楽しいし、
好きです。


というか、私ができることなんて
ほんとこれくらいしかなくって、
細かな段取りや手配は塚本さんのお仕事だし、
靴下の編み立て~パッケージはhacuさんのお仕事で、
皆さんのおかげでできている靴下です。
私ができることは、できあがってきた靴下を
ちゃんと世の中の人に知ってもらって
買っていただき、また来年も皆さんに
お仕事を出せるように頑張る、
それしかないなあって思っています。

サンプルできてきたらとりあえず履いてテストします

いろいろ書きましたが、
今年のデザイン・色最高!
ってことだけは間違いないですので
楽しみにしててくださいね~!
次は、全色サンプル大公開!の巻
になると思います。
期待してお待ちください…ッッッ!!!

…テンション高めですみません(笑)
あまりにも仕上がりが可愛くて嬉しくて。
それではまた。