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事業計画なんて不要!?

記事を書くのは数日ぶりですが、いかがお過ごしですか?

金融機関では相変わらず資金繰り相談が後を断ちません。

保証協会は既に4月だけで通常の半年分の仕事量をこなしているようです。

民間金融機関での利息融資が始まり、借入のある企業全てが借り直しをしているような感じです。今後もさらに相談が増えてくるでしょう。

これまで数回、事業計画について書いてきました。しかし、そもそも事業計画なんているのでしょうか?という話を頂きましたので書いていきます。


事業計画なんて作っても絵に書いた餅みたいなもん

なんてことをよく言われます。

安定した仕事があるかもわからない会社経営で将来の計画なんて考えてもそんなの理想論なんだよ。

というように言ってきます。

言いたいこともすごく分かりますし、経営環境の変化が激しい中で対応していくには計画なんていらないんじゃないかと思ってきますよね。

これに関する私の見解は

夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし、
故に、夢なき者に成功なし。  吉田松陰

過去の偉人が言いたいことを言ってくれています。

計画を作っていない人も会社をこうしていきたいと話す人はいます。しかしほとんどの人は口だけで実行していませんでした。

一部、頭で完全に計画が出来いて計画なんて作る時間がないくらい猛烈に行動する人はいましたがかなり例外的です。

担当者が計画を見せてくださいと言っているのはどう意味なのかを噛み砕くと…。

これからどういう行動・習慣をとるのか?

簡潔言うと、これを知りたいんです。結構よく言われる言葉ではありますが、結局はどう言う行動を取るのかを知りたいのです。

これについては正直、難しいと思います。

自分自身が置かれてる環境や持っている能力。協力してくれる人材タイミング(実はビジネスにおける最重要ポイント)によって取るべき行動が変わってくるからです。

だからと言って作らなくても良いと言うわけではないです。

絶対の正解は求めていない

銀行側もどう言う行動を取っていくかに関しての正解は分かりません。

事業計画でどう行動するか記入しても絶対の正解なのかについてはこちらは問いません。的外れなことは困りますが、行動まで落とし込めていればその為のお金については応援するために融資は出てくるようになっています。

しかし、計画書で行動と実態に整合性がない場合が多いのも注意です。

例えば、営業活動に時間を避ける人材がいないのに新規営業をして売上が上げていく計画…。利益管理をする人材がいないのに管理を徹底して利益確保をするetc…。

業況が悪い会社が銀行に言われて渋々出してくる計画書は会社の実態と行動の整合性が合わないことが多いです。これで配置転換等もセットで行う計画ならば良いのですが…。

計画書は考えることがたくさん

だと感じてもらえましたか?担当者も様々なことを考えながら計画書を見ています。これから起業を考えていて計画書を作ろうとしている方は頭がパンクしそうになるかと思います。

公庫等で公開している事業計画書や創業計画書の雛形を活用することである程度すっきりまとめられます。

これから起業を目指す方は一度、記入してみると自分に不足している部分や注力しなければならないことがわかると思います。

これまでの話で計画書が必要だと理解できたと思います。

計画書の必要性がわかったところで次回は実になる計画書の作るときの感が方を伝えていきたいと思います。もっとよく知りたいことがあればコメント等をいただければと思います。

それではまた!





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