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節税したい経営者へ。

みなさん、こんばんは!キャッシュマンです。

緊急事態宣言も解除となる方向になってきましたね。

震災等の時はいち早く以前のような暮らしを目指していく姿をみていましたが、今回は新しい生活スタイルが求められます。

経営者もこれまでの経営から変化しなくてはなりません。

さて、今日のnoteはよく経営者の中では話題になる、「節税」についてです。節税なんて言葉を聞くと耳が大きくなりますよね。

節税って実際、経営をしていく中でどうなの?銀行はどうみてるの?…etc.

気になる方も多いかと思いますので、書いていきたいと思います。

↓それでは参りましょう↓


まずは利益がたくさん出るようになってから

よく経営者で節税を考えて、利益をほとんど0にしている決算書を見ますが将来のことを考えると良いとは言えません。

基本的に節税により現金は出ていくことになります。

そのような決算書は内部留保が少ないですし、経営に何かあったときには現金が無くて資金繰り倒産なんてこともありえます。

よく相談で良い節税方法はないか?他の経営者がしている節税方法で良さそうなものはあるか?なんて質問を受けることもありますが私の答えは「利益がたくさん出てからそういう事はやりましょう」とアドバイスをします。

利益の出ている会社はあらゆる節税をした上でもかなりの利益がでてしまいます。まずは利益が出るようなビジネスを構築するのが先です。

現金のない安全性の低い会社

節税に力を入れている方は手元の現金が少なくなっていることが多いです。

利益が出ていて、返済するための現金が確保されていればいいですが節税をしていると資金は他の場所で固定化され、すぐに換金して使えないことが多いです。

内部留保が薄い状態でこの手の節税は非常事態には対応できない体質の会社になりますので気をつけてください。

節税になるという甘い罠

実際、経費になる減価償却になるという宣伝文句で販売されている商品はたくさんあります。(生命保険とか、オペレーティングリース…etc)

銀行も様々な会社と提携しこのような商品を販売して手数料を得ることをしています。利息なんて微々たるものですから…

実際、節税商品と言われる物を入り口に営業をしている方もいるのではないでしょうか?

経営者の方に言いたいのは銀行に紹介された商品だから安全なんて事はないですからね。

結局利用しない方がいい?

勧められたが利用した方がいいの?という相談も受けますが、その際にお話させていただくことがあります。

節税を何の目的でやるの?

これが一番のポイントになるかと思います。税金と聞くとどうにかして払わないようにする物という認識がありますが、節税をして何をしたいか考えてください。

借金もしないし、会社も大きくしないし、利益は毎年確定しているなんて人は節税商品も考えてもいいかもしれませんね。

しっかり、その商品やデメリットも考えた上で節税するのはいいと思います。

また、数年後に戻ってきたお金でやりたいことがあり、その為にお金が必要だという計画性があればいいと思います。

戦略的に税制や商品を活用するパターンです。こういう会社は節税した分の現金でさらに投資をするなどきちんと理由が明確です。※大企業はこれを世界規模で行い事業投資をしています。


今日は色々と節税について書きました。

正直、私は節税については全く否定はしません。資産家の方はそうやって節税しながら資産承継をしていくかを考えていますし、私もお手伝いすることもありました。

このように今後、会社をどうしていきたいか?会社のあり方をしっかり計画していくことが大切です。とりあえず節税から卒業しましょう。

それではまた!


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