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申し訳ございません、誰でも入れる草野球チームではありません

今回は、チュウナマイツの特徴的なメンバー募集について深掘りしていこうと思います。メンバー募集の方法に悩むスポーツチームの運営様はぜひ一読ください。もしかするとビジネスの採用に悩む担当者にも参考になるかもしれません。

なぜ選手募集にここまで細かく条件を出しているのか?

チーム運営経験がない方にとっては「チームに入りたい人がいれば誰でも入れたらいいんじゃないの?」と思われるのではないでしょうか。たしかに、分け隔てのないインクルーシブなチームはひとつの理想の形ではありますが、実は運営側の負担が大きく、持続可能なチームを目指す上ではリスクも多分に含まれているのです。

組織論としては、なるべく母数を集め、参加者数さえ増え続ければ「成長」と考えることもできますし、もしその環境から離れる人が増えても、新たに入る人数の方が多ければ正しい運営の姿とも言えます。しかし、我々がそっちを選ばない理由として、結局は「飲むビールが不味くなる」と思っているからです。

「野球ができればどこのチームでも良い」と考えている選手は、チームへの定着率が悪くロイヤルティも低い、という実感があります。逆の視点で「入ってくれるなら誰でも良い」というチームは、選手側から見れば尻軽な所属先にも見え、在籍日数に比例して不満が高まる傾向があると推察しています。運営にしろ選手にしろ「あなたが特別」と思われてこそ人は幸せを感じるもので、そうした環境の中でしか「双方にとって美味しいビールが飲めない」と信じています。これこそが、オープン過ぎずクローズド過ぎない「ちょうど良い草野球チーム」として理想的な関係なはず。

チーム状況に応じて柔軟に「ミッシングピース」を見える化することで、運営側も具体的で強い意志を全力で発信できますし、所属先を探す側もそうした「小さなキセキ」を体験することで興味関心が生まれ、問い合わせにつながる、チームへの愛着が育つタネになるのではないでしょうか。

個性的なメンバーに足りない部分だけを補う方針

現在の募集内容について

最近では、チュウナマイツのビジョンに賛同いただける、30代で3年以上の野球部経験者(特定ポジション)を求めています。

年齢や経験は、現メンバーと近い属性に区切って制限しています。新人さんにとって同世代がメンバーにいればすんなりと輪に溶け込めますし、極端な年代差や体力差によるお互いのストレスも抑えられて、運営上のリスクも回避できます。初心者や経験の浅い方でも参加いただきたい想いはあるものの、技術的な部分をイチから丁寧にサポートして、勝てるチームを持続することが難しいため現在はご遠慮いただいております。あとは、活動日である土曜の掛け持ちチームが多すぎる方は遠慮しています。せっかく一緒に野球をやるなら、腰を据えた関係性であってほしいと願っています。

賛否の分かれる条件として、「過去にトラブルでのチーム退団経験の有無」は必ず確認しています。もちろん運営におけるリスクヘッジの一要素ですが、ここは掘ると深い話になるので別の機会に述べたいと思います。

このように、細かすぎるとも言える条件を設定させていただくことで、今のチュウナマイツに足りないピースを誰にでも見えるよう明文化しています。シンデレラのように、あなたしか履けないガラスの靴こそが、双方が幸せになれる形の証明でもあります。その他の細かな条件はチーム状況によって常に変わりますので、詳細は以下、最新の募集ページにてぜひご確認ください。現在の条件に該当しない方でも、募集内容が変わった際にお声がけできますので、諦めずにまずはぜひお問い合わせください。

最高のチームメイトの応募を、一同お待ちしております。

(チュウナマ編集部)

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