紀里谷和明:「世界の終わり(CASSHERN)」から「世界の終わりから」まで
映画監督・紀里谷和明と、彼の最新作にして最終作「世界の終わりから」についての感想文を書きます。
しかし実はこれは感想文というより、ほとんど「思い出話」です。そういう話し方にして、自分の個人的な記憶と感情を常に鏡に映さないと、僕にとっての紀里谷和明とこの映画のリアルな感触が、どうしても出ませんでした。
1年前に映画「世界の終わりから」を観てからずっと、何かこの映画について書きたいと思っていました。「紀里谷和明とこの映画は、自分の人生に関わっている/関わっていた」と感じたので