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【東欧旅行記】 プラハ #2 歴史的な古城と旧市街を歩く

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンに留学中の桜です。

東欧旅行記チェコ・プラハ編の続きです。前回はこちら↓






プラハ城からの見下ろす絶景


プラハ城へ、美しい街並みを歩く


今回のプラハ滞在で目指すは、プラハ観光一番の見どころ、プラハ城です。

カレル橋を渡り、城のほうへ向けてひたすら上り坂を渡ります。


結構な上り坂なのに加えて、ひたすら続く石畳が慣れていない日本人の足を痛めさせます。
しかしさすがはプラハ、どんどん移り変わる美しい建物の並びに目が飽きることは全くありませんでした。


スタバで糖分チャージ、さらに歩きます。

カラフルな街並みの暖色と青空のコントラストが美しい
城と大聖堂の先が見えます



城に達するまで後ろは振り向くまいとひたすら歩を進め、やっと城の入り口に到着。

素敵な予感・・・

絶景は後の楽しみに、まずカレル城へ入城。

鮮やかな赤い屋根屋根がランダムに連なる少し先には、先ほどわたってきたカレル橋と悠々と流れるブルダワ川が見え、さらに中世の街並みが続きます。
歴代のボヘミア王や王族たちが堪能してきたであろうこの景色。
程よい晴れ空の下、かつて選帝侯として中世のヨーロッパに君臨し、神聖ローマ皇帝をも輩出したボヘミア王家は、この美しい街のもと栄えたのか、と感心してしまう景色でした。


この窓から三十年戦争が始まる


前回のnoteでも述べた通り、プラハでは定期的に民衆が怒りに任せて人間を窓から外に放り出す、窓外放出事件が起こります。

世界史好きな私がプラハ城へ行く目的はこれ。


https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F%E7%AA%93%E5%A4%96%E6%94%BE%E5%87%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6_%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8F%E7%AA%93%E5%A4%96%E6%94%BE%E5%87%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81

16世紀ドイツのルターがきっかけとなって始まる宗教改革は、ヨーロッパ各地で宗教対立とそれに起因する宗教戦争を引き起こし、それまで絶対的だったカトリック教会、そしてローマ教皇の権威をも脅かします。

当時ボヘミア王の王位を有していたハプスブルク家が推進するカトリック化とプロテスタントの弾圧に反対するプロテスタントのボヘミア市民が、プラハ城に乗り込み窓から投げ出したのが、(第二次)プラハ窓外放出事件。

これを機に、ベーメンの反乱が始まり、人類史上最も長く破壊的であった(ドイツの人口20パーセントを含む約800万人の犠牲者)とされる三十年戦争が勃発しました。


プラハ城の博物館に入りさまざまな部屋を見学していると、突如としてその窓は現れました。


意外と大きかった


世界史をやっていてよかったと思う

この窓から人が投げられて、ヨーロッパ全土を巻き込む世紀の大戦争が引き起こされたと考えると、本当に鳥肌が立ちました。


上から二番目、一番左の窓↓


ここ


ちなみに一番びっくりしたのが、ここから落とされた皇帝の代理人ですが、命に別状はなかったそうです。

定期的に人を窓から落とす街、プラハ。
みなさんも訪れた際はぜひ。

聖ヴィート大聖堂


続いてはプラハ城の中にある、多くのボヘミア王の墓を有する聖ヴィート大聖堂です。


ゴシックの建物は晴れの日が一番綺麗

チェコ最大の教会であるこの大聖堂は、10世紀の建築当初はロマネスク様式でしたが、14世紀にゴシック様式として生まれ変わり現在に至ります。


中はステンドグラスが美しく、尖塔アーチや梁などゴシック様式の代表的な作りが随所にちりばめられていました。

光が差し込む昼下がりの時間帯がおすすめ

ステンドグラスも細かくて色鮮やかで、そしてやはりステンドグラスの美しさが売りのゴシック様式の建物は、晴れているときに訪れるに限るな、と思いました。


「百塔の街」プラハの絶景


楽しみにしていたプラハの街並みを見下ろしに。

城を出て早々、目を見張る景色が。

赤い屋根屋根が果てしなく連なるプラハの街並みは圧巻。

とてもお気に入りの写真

城を城壁に沿って歩いてみましたが、人気のない場所からも素敵な景色を望めました。

景色と歴史を堪能した後は、上ってきた坂をひたすら下ります。


旅先のジェラート屋さんって絶対買っちゃいます

贅沢な眺めを楽しみながら下る坂道、頬が緩みっぱなしでした。

すれ違った汽車


夜のプラハを歩く


プラハは夜もまた違った顔を見せてくれます。
昼に歩いた旧市街からカレル橋、そして新市街方面までをもう一度散策しました。

ティーン教会


夜になるとライトアップされて、暗い空に浮き出るように佇む姿が荘厳でした。

ダンシングハウス


カップルがダンスを踊っているように見える建物。

建築に明るくない私からみてもかっこいい

大々的な観光地かと思っていたら、街中に突然出てきて驚きました(笑)

夜のカレル橋から城を見ると圧巻


最後に、夜のカレル橋から眺めるライトアップされたプラハ城の圧巻の景色。


水面に揺れる光が美しい

これを見るためにプラハに夜まで滞在する価値はあります。
ただ夜なので特にスリには細心の注意を払う必要はありました。



最後に、旧市街で出会った猫ちゃんを添えておきます。


観光地の猫はみんな人懐っこくて癒される


ここまで、東欧旅行記「飛んでイスタンブール」チェコ・プラハ編、桜がお送りしました

次回はウィーン、ぼちぼち投稿します!



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