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U35世代にいま、届けたいニュースや話題を集めました。広島や中国地方のリアルを発信できたらと。日々の暮らしに役立つ情報も盛り込みます。
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2021年12月の記事一覧

皮も根も丸ごとおいしく!広島の野菜ソムリエが提案する地元食材SDGs鍋

 寒い冬、鍋物が恋しくなりませんか。飲食店情報サイトのぐるなび(東京)が薦める今年のトレンドは「まるごと鍋」。地元の食材を使い、無駄なく調理して食品ロスを減らすのがポイントです。広島市安佐南区の野菜ソムリエ上級プロ、花井綾美さん(68)は、旬の野菜たっぷりの鍋を提案します。皮も根も丸ごとおいしく味わうことで、料理の時短にもなるそうです。(林淳一郎) 煮崩れせず、調理時間も短縮 この時季、広島市内の産直市やスーパーにも冬野菜がずらりと並んでいます。ダイコンや白ネギ、ブロッコリ

子どもに教員がわいせつ行為をしたら‥。広島市などで厳罰化が進んでいます。

 子どもにわいせつ行為をした教員はみんな「免職」とし、教員免許を剥奪するよう、広島市教育委員会は内部のルールを改めました。2022年1月から運用します。これまでは場合によっては「停職」にとどめ、一定期間を過ぎると職場に戻ってくることを許していましたが、厳罰化にかじを切りました。(小林可奈) 広島市教委のルール変更  広島市教委のこれまでのルールでは、被害者の子どもと仕事上の関わりがある場合は「免職」としていました。しかし、他校の児童や生徒など、職務上の関わりがないときは「

韓国発「モッパン動画」に「ルーティン動画」…ユーチューブにハマる広島の若者は癒やしを求めていました

 オンライン生活に欠かせないコンテンツとして、存在感を増している動画共有サービス「ユーチューブ」。映像を投稿して収入を得るユーチューバーも注目され、テレビよりよく見るという若い世代が多くなっています。誰かがご飯を食べる姿や何げない日常生活など、これまでにないジャンルも登場しました。何がそんなに面白いのか―。ユーチューブが生活に溶け込む若者たちに会ってきました。(文・栾暁雨、イラスト・岩清水玲子) ドーナツ頬張る韓国アイドルが「メシ友」 ある日は唐揚げ、別の日はえびフライ。タ

小規模スーパーの悲哀と人情。店主がつぶやく折り込みチラシ

 毎月1回お客さまが来ない夢で飛び起きます  商売が楽しいと、一日が楽しい。得した、得した!  広島市南区の小さなスーパーの折り込みチラシ。昔ながらの1色刷りに躍る文句が見逃せない。小規模店の悲哀満載で開けっ広げ。店主が自らを鼓舞するようなフレーズに、何だかこちらの元気も湧いてくる。  生鮮スーパーたかもり。広島市南部、海に面した宇品地区で60年以上、商いを続けている店だ。中へ入ると「軍艦マーチ」が流れ、紅白幕に大漁旗。昭和なムードが漂う店構え。  チラシの「中の人」は

はい、石下です!あの日の取材絵日記~海辺の小さな図書室の巻(尾道市瀬戸田町)

 海が目の前に広がる。外にはパラソルやハンモック、キノコ型の椅子がある。そして、木造平屋の前に「海辺の小さな図書室」と書かれた小さな看板が立っている。その穏やかな雰囲気にひかれ、秋のある日に訪ねた。  出迎えてくれたのは、兵庫県宝塚市から移住した田嶋さゆりさん(51)。「本に囲まれて暮らすのが夢だったんです」と、ゆっくり話し始めた。  なるほど、3つの和室には小説や絵本、映画のパンフレット、DVDなど計約700点が並んでいた。ソファや座布団には地元の方が数人、くつろい

市販薬を大量に飲むオーバードーズ。広島の20代女性が、自身の苦い体験を振り返りました。

 市販の風邪薬などを大量に飲むことで気分を楽にさせ、心の悩みから逃避する「オーバードーズ」。いま、若い世代を中心に増えているようです。なぜ薬に依存するのか。その結果、どんな危険にさらされるのでしょう。広島で暮らす28歳の女性、アライ(仮称・敬称略)は、3年にわたる薬物乱用から抜け出したばかり。「もう薬には逃げない。自分を失いたくないから」と、自らの体験を振り返ります。(小林旦地) バイトに行くため 薬を20錠 早朝、化粧ポーチに入れてあるせき止め薬のビンから手のひらに流し出

市販薬に依存するオーバードーズ。体への負担や広がる背景を専門家に聞きました

 市販薬などを大量に飲む「オーバードーズ」は若い世代にどのくらい広がっているのでしょう。体にどんな負担があり、防止のためにどんな対策が必要なのでしょうか。専門家は背景に若い世代の生きづらさがあるといいます。詳しく聞きました。(小林旦地) 相次ぐ相談 広島県内の診療所でも  依存症に詳しい広島市安佐北区のこころの健康クリニック可部の倉田健一院長によると、広島県内の診療所でもオーバードーズの相談が相次いでいるといいます。コロナ禍の中でストレスや悩みをため込み、依存症に陥る患者

コロナ後も「マスクを外したくない」という若者が増えています。素顔を見られたくない理由は?

「ノーマスクが怖い」「一生外せない」―。マスク生活が長引き、素顔を見られることに抵抗を感じる若者が、広島でも増えています。民間の全国調査では7割の人が「コロナ後も着用を続けたい」と回答。顔を隠すことで対人不安が和らぐようです。一方で、コミュニケーションが阻害されているとの指摘もあり、「マスクの呪縛」はコロナ禍の負の側面ともいえそうです。(栾暁雨) 「マスク美人」と幻滅されるのが怖い 「マスク姿だと2割増しで美人に見えるから、外して幻滅されたくないんですよね。『残念な

「カムカム-」見たら、食べたくなったおはぎ。形もサイズも進化中@広島

 「朝からおはぎの口になった」。NHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」を見た人から、そんな声が出ている。おはぎは伝統的な和菓子だが、ちょうど全国的に「進化」しているところ。広島県内の各店でも、特大サイズだったり、生クリームをのせたりと形や材料がユニークなものが出ている。朝ドラが追い風となり、ちょっとしたブームだ。(赤江裕紀、馬上稔子) あんこへの恋しさ、朝ドラが後押し 「朝ドラを見て、おはぎを食べたくなりました」。広島市佐伯区五日市中央の「ちいさなおはぎ屋」には、1

マッチングアプリで「恋活」する若者、コロナ禍の中の恋愛は手軽?になっていました

 自粛生活で誰かと直接顔を合わせる機会が限られたのをきっかけに、ネット上で恋人探しをする人が増えています。合コンや飲み会がなくなった代わりに、マッチングアプリでの「恋活」や「オンライン婚活」にシフトする若者たち。家にいながら手軽に、効率的に、異性と出会えるのが魅力のようです。(栾暁雨、柳岡美緒) 彼氏が3人 出会いも別れもお手軽 「私、この前まで彼氏が3人いたんです」。そう告白するのは広島市の会社員女性(23)です。1人は遠距離恋愛中、もう1人は同業他社の先輩、3人目はマッ