ソフトバンクグループの2019年Q3決算を読み解く~含み益を反映すれば本当に割安なのか?~

今回はソフトバンクグループの決算をみていきます。

ソフトバンクグループは、一言で言い表せないほど複雑な企業です。

多くの人は、ソフトバンクといえば携帯電話会社を想像するでしょうが、それは同社の投資先事業のうちのひとつにすぎません。(かつては中核事業でしたが、今は本体を離れています。)

また、海外でも通信事業のスプリント、携帯端末販売のブライトスターなどの事業を行っていますが、それも中核事業とはいえません。

会計上の利益面でみるならば、同社はむかし投資した中国企業などからの利益に依存する企業であり、また近年は、ファンド事業の損益に大きく左右される企業ともなっています。

今回は、そんな複雑怪奇な鵺のようになってしまったソフトバンクグループについて、みていきます。


なお、前回はこちら


ちなみに、自分は昨年2018年8月~10月にかけて、以下の記事を書いています。

ここもとの一連の流れをほぼ言い当てていると自負しています。

よろしければごらんになってください。

それでは、本記事いってみましょう。


ソフトバンクグループについて

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