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(読書)源氏姉妹・げんじしすたあず

この本はたけうちさんの記事を読んで
購入しました。

ありがとうございます♪

☆☆☆

「源氏姉妹(げんじしすたあず)」
酒井順子

(内容紹介)

私たち、光源氏と「して」しまいました!

・義母なのに迫られ
・人妻なのにムリヤリ
・幼女の頃に見初められ
・帝の女なのにセフレに

光源氏と関係を持った女性たちの視点で描く、
エロティックで新しい、酒井版「源氏物語」

源氏が愛し、源氏が狂わせた
「姉妹(シスターズ)」たち
紫上 幼い頃に見初められ“都合のいい女”に
夕顔 その肉体に源氏が溺れたことで悲劇が
明石上 父親によって差し出された現地妻
源典侍 老婆でありながら性交渉をエンジョイ
女三の宮 源氏がはじめて味わうネトラレ体験
六条御息所 セックスレスを恨みついに生霊に

源氏物語、
それは高貴さに美貌と知性を兼ね備えた主人公、
光源氏と肉体関係を結んだ女性たちが
織りなす「姉妹(シスターズ)」のお話。
天性の床上手だった夕顔、
体の相性ばっちりのセフレ朧月夜、
幼女の頃にさらわれた紫上、
義理の母なのに関係を持った藤壺……。
エロティックな濡れ場や姉妹の心情を肉付けし、
源氏のセックス依存と背徳を浮き彫りに。
古典を現代的に再構成した
刺激たっぷりのエッセイ。

☆☆☆

「源氏物語」は
“今風に言うなら性依存症の
一人の貴公子・光源氏が、
様々な女性と関係を結びまくるお話です。”
という作家の紹介文がぴったりとあてはまる。

“源氏は、天皇の息子という高貴な血筋の上に、
類まれなる美貌、知性、様々な才能も
兼ね備えている男。
性衝動を自制できないことが唯一の欠点
という人ですので、女達はどんどん
「源氏姉妹」となっていきます。”
ん、んー。。
それなのに
学生時代に教科書で習ったことって一体、、
文学的には優れていたんだろうけれど
教科書で取り上げるべき内容なの?
と疑問に思ったりしたけれど、
楽しい読後感だった。

辛辣?な書き方をしていても
彼女は「源氏物語」が大好きなんだろうなあ、
という思いが伝わってきたし、
源氏に弄ばれた女性達への
温かな憐憫?の眼差しが感じられた。
個人的には六条御息所が哀れというか
一番人間らしいと思ったし共感できた。
(霊だけど)

にしても、登場人物の名前が
ルビを振っていないとわからない。。
登場人物をメモにコピペして
何度も見返しながら読んでいたので
時間がかかってしまった。
加えて、以前に入手していた
大和和紀の「あさきゆめみし 完全版1」も
読みつつだったので、更に時間がかかった。

とはいえ、
壮大なロマンスとスキャンダル、
嫉妬と略奪愛、不倫、殺人と
おもしろ要素満載なので、
もっと読みやすい「源氏物語」があったら
是非読みたい♪

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