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英語学習028  前置詞(Prepositions) その1、パターンやイメージで覚える 

「前」に「置」かれる「詞」
Pre(〜の前に)、Position(位置)

ということで、何かの前に置かれる語について今回はお話ししていきます。

例えばこんなものたち。

in
at
on
of
to
by

よく、どれ使っていいか迷うやつね。
どれ使っても意味通じそうじゃんとか思っちゃうやつ。

こんな感じで登場するよね。

in the park
on the radio
take care of
catch up with

そこで、なんでin使うんだ?とか、なぜそこはonなんだ?とか、小さく挫折感を味わえるやつ。

では本題。

前置詞って登場シーンを大きく2つに分けることができる。

  1. 登場パターン決まっちゃってるやつ

  2. 前置詞そのものの意味で考えるやつ

まず1の登場パターン決まっちゃってるやつ、について。

例えばこんな空欄問題。

Mike is taking care _______ his mother.

で、選択肢が

a) in
b) of
c) on
d) at

答えは b) of というやつね。

テストに出たら秒で回答できるやつ。

細かくいうと、単語それぞれが持つ意味が合わさって一つの意味を作り出しているんだろうけど、そんなこと考えないで、こういう決まった表現はそのまま覚えちゃうというやつ。

take care of ~  = 「~の面倒を見る」
という形で。

日本人はこういうテスト向けに部分だけ抜き取って記憶するの得意でしょ。一方で、こうやって部分を抜き取って覚えることしかしないと、いつまで経っても英語しゃべれるようにならない。

可能であればこういうやつは1文全体で記憶して覚えちゃうこと。

take care of
だけ覚えるんじゃなくて、
Mike is taking care of his mother.
の形で丸ごと覚える。

一見大変そうだけど、将来的に英語を使える形にまでしたいと考えているのであればこれは近道だよ。

もう一つ。

Lucy wanted to catch up _____ the car in front of her.

とりあえず文全体の意味はどうでもよくて、
これ、答えはwith。

catch up with ~
「~に追い付く」

だからね。

ちなみにその後に登場する、in front of ~ も決まった形で

in front of ~
「〜の前で」

という決まりきった形だから、inなのかなあ、onなのかなあとか考えないやつ。


次、

2つ目の、前置詞そのものの意味で考えるやつ

例えばこんな問題。

There is a dog ____ the park.

a) in
b) of
c) on
d) at

答えは a) in なんだけど、これは意味を考えてinを選んでるのよ。
inが「〜の中に」という意味の前置詞として。

通常前置詞って名詞の前に置かれて場所などの関係性を示すんだけど、そもそもどれが前置詞かわからないと話にならなそうだよね。

ということでまず基本的な前置詞を覚えてしまうこと。

inとかonとかofとかatとかfromとかtoとか。

前置詞が厄介なのは、一つの意味を覚えてそれで終わりにならないところ

例えばbookだったら、一応「本」という意味を覚えておけばなんとかなりそうでしょ。でもtoって?atって? 両方とも「〜に」で覚える?日本語だと同じ意味になっちゃうけど。。

ということで、前置詞というやつらはまずイメージで覚えてしまうのがGOOD!!
つまり、図で覚えるということで。

「前置詞」という検索ワードで画像検索すると、たくさんイメージ出てくるけど、それら検索結果イメージを見ると一つ一つ微妙に異なってるんだよね。
どれが正解というわけでもなく、不正解というわけでもなく。
私も私なりのイメージがあるから以下に代表的なものだけでも紹介しておくね。
次第に自分なりのイメージも持てるようになってくるからそれまでの手助けとして。

in

inは「枠」ね。

このイメージ。

at

atは「点」。

これ。見えるかな?

to

toは「方向」。


矢印のイメージね。

about

aboutは「まわりにふんわり」

均等じゃない感じで、不規則にまわりにふんわりかな。

on

onは「ピタッとくっついてる」

上でも下でも横でもくっついてればon。

for

forは「両腕を広げてフォー!」
forは実はイメージにするのは結構難しいやつ。。

例えばこんな問題。

Ken is listening to music ____ the radio.
「ケンはラジオで音楽を聴いています」

ラジオってラジオそのものを見たことない人もいそうだから、英語の例文に出すのはどうかと思うけど。

この文の場合、つまりは「ラジオから流れてくる音楽」を聴いているわけで、

from
かなあ、とか

「ラジオの中で発生している音」に耳を傾けているということで、

in
かなあ、とか。

正解は、

on the radio

電波に音が乗っているというイメージからonが正解。目に見えない電波に音がくっついて運ばれてきているイメージで。

「そんなのお前の匙加減じゃん!」と言われればそうだけど、英語を話す人たちがそう感じてるんだから、それに従うまでよ。

それと同様に、「インターネットで調べ物をする」の「インターネットで」という場合もonね。ネットワークという電波にデータが乗ってきてるイメージで。

on the Internet

で、インターネットは必ずthe Internetとtheがついて、あとInternetは大文字のIで始める

インターネットはこの世で一つしかないもので、誰もが「あああのインターネットね」という共通認識を持っている。つまり、the earthと同じ感覚。

例えばこんな感じで。

I looked that up on the Internet.
「私はそれをネットで調べました」

ちなみに
look up ~ 「〜調べる」
(lookは前置詞と合わさっていろんなパターンがあるから、lookのあとは必ずupが来るとかじゃないよ。look for ~, look into ~, look after ~ など)

thatとかitの代名詞が目的語になるときは、間に挟んでlook it upとかになるのよ。

「電話帳で番号を調べる」という表現は、
look up the number in the directory

挟まない。


長くなっちゃったから今回はここまで。

前置詞には二つのパターンがあって、
1. まとまりとして覚えちゃうもの
2. 個々の意味で考えるもの

があることと、
前置詞は一つ一つまずイメージで覚えてあとは登場シーンごとに慣れていって感覚を磨いていく。

それじゃ、また!

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