天と地がひっくり返る?『地球星人/村田沙耶香』
「天と地がひっくり返る?」「概念の崩壊?」「価値観の崩壊?」どの言葉もしっくりこないような、どの言葉でも足りないような…そんな読後感『地球星人』
この本は人からの忖度なしのオススメです。私がこんなの好きなんじゃないかとか、気にいるんじゃないかとか考えてくれることは一切なく…その人がいいと思ったのをポンッと勧められた感じ。
読んだ直後は「うわぁぁぁぁ〜なんだこれ〜!!!???」…と、チョットどう処理したらいいかわからなくなってしまった。
そうこうしている間にまた同じ人から忖度なしのオススメが…
『となりの脳世界/村田沙耶香』
ん?また?さらに村田さん??と思いつつ読んでみれば…あ〜そっか、『地球星人』は村田沙耶香さんが自身の脳を通して見ている世界を惜しみなく見せてくれてたんだと理解。『となりの脳世界』の前書きには《自分ではない誰かの脳を借りて、そこから見える世界を、のぞいてみたいなあと、いつも思っています。》とあります。
確かにその通りだな〜。自分の脳で見ている世界と、隣にいる人がその人の脳で見ている世界は全く違うんだろうな。
とっかかりとして、「私にオススメの本教えてください」じゃなくて「あなたの一番好きな本教えてください」って聞いてそれを読んでみたら、チョットだけその人の脳世界を窺い知ることができるのかも。忖度なしのオススメを読んでそんな気がしました。
もしサポートいただけたら何か体験に使います。そして、それをまた文章にします。