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【山梨旅行検討中の方】新宿から約1時間半!電車で行く1泊2日のモデルプラン提案

こんにちは。旅ライターのChisatoです。

皆さん、山梨県といえば、何を思い浮かべますか?
富士急ハイランド、キャンプやフェスができる山中湖周辺、そして富士山にゆかりある神社仏閣は、パッと出てきますよね。
(今年も8月末にあるスペシャのフェスが楽しみ)

富士山に関係する場所が多い印象。けれど、その富士山や他標高の高い山々の恩恵を受け、農産業がとても発達しているのが、山梨県なのです。

ぶどう/すもも/桃は、全国第1位の生産量を誇り、ワインや水などの飲食料品もトップクラス。(山梨県産の中でも優れた農作物やワインなどは、やまなしブランドといわれている)

山梨県の農林水産業の概要|農林水産省

お?ちょっと、すごいんじゃない?山梨県。

そこで、山梨初旅行を検討中の方に、1泊2日のモデルプランを提案します。10:30新宿駅発、翌日18:00頃新宿駅着という、コンパクトながらも満喫プラン
少しでもお役に立てたら嬉しいです!


特急かいじに乗って1時間半で山梨へ

1)特急券はオンラインで安く買う

新宿駅10:30発、勝沼ぶどう郷駅までの乗車券と特急券を購入。かいじは全席指定席。JR東日本オンライン「えきねっと」にあらかじめ会員登録をして購入しておくと、券売機で買うよりも特急券が安く購入でき、しかもチケットレスで便利
https://www.eki-net.com/Personal/member/wb/UserCommon/Guidance

あずさ/かいじ/富士回遊/はちおうじ/おうめ(E353系)|JR東日本

ここで大事なのは、乗車前に駅弁を買っておくこと。
お昼頃に現地着ですが、駅周りに飲食店がほぼないので、電車内で景色を見ながらご飯を楽しみましょう。

2)ワイナリーで、生ワインボトル詰め&オリジナルラベル作り体験

11:46
勝沼ぶどう郷駅着。
地名の通り、辺り一帯ぶどう畑。駅前にはぶどうの屋根が。ここでの目的は、生ワインボトル詰め&オリジナルラベル作り体験と、甲府盆地を見渡せる絶景スポットに行くこと。

勝沼ぶどう郷駅前

駅から体験先のワイナリー「ロリアンワイン白百合醸造」へは、タクシーで約10分。窓の外を見ると、普段見ることのできない、広大なぶどう畑の景色に感動するはず。

そして到着。

白のレンガに掛かった、樽製の看板がおしゃれ。ランプがぶどうの形で可愛い

中に入ると、コルクで作られた雑貨やワインに関係するグッズ、醸造ワインなどが販売。ここでは体験のほか、ワイナリーの見学とテイスティングがセットになったツアーや、畑見学も可能。
体験やツアーは事前予約が必要のため、希望日に空きがあるか確認をしましょう。

13:00
いざ体験。
説明を聞き、まず紙ラベルに絵を描く作業。挿絵が何種類かあり、その中から1種を選び、色鉛筆で好きに絵を描きます。これができたら、次に緑色のボトルへ樽ワイン詰めです。

注ぐ時のドキドキ感
コルクを押し込む作業
金の封緘ラベルを、熱風で圧着させる作業。意外に難しい

この圧着作業、満遍なく均一に熱風を当てないといけないのが、難しいところ……体験を検討している方、ぜひ一発成功を目指してください!

オリジナルラベル圧着作業

そして完成!

日付を入れると、オリジナルの記念品として一層強く思い出に残ります

オリジナルラベル体験後は、ゆっくりワインのテイスティングタイムを満喫(別途料金発生)

木漏れ日が優しく入る空間。筆者が行った時は中には入れましたが、ここでの試飲はできませんでした(今はできるのかな?)
4種飲み比べ。どのワインがどの料理に合うのか書いてあり、ワイン初心者さんでも楽しめます

3)甲州市勝沼ぶどうの丘からの絶景

14:45
そこから次にタクシーで向かうは、甲州市勝沼ぶどうの丘。移動時間約10分。ワイナリーから距離が近いという点でも、行きやすい場所。ここではワインカーヴの見学と絶景を見ましょう。

ロリアンワイン白百合醸造→勝沼ぶどうの丘

まず地下にあるカーブ見学。ひんやりとした空気を感じながら降りていくと、そこには約130銘柄、計約20,000本ものワインが貯蔵されています。こちらは当日17:30までなら出入り自由なのがポイント。(試飲は別途料金発生)

樽の上に置かれた試飲ボトルの数々も魅力

見学後、テラスに上がって見えるは、この眼下に広がる絶景!

綺麗な緑と空の青のコントラストが素敵

緑一面は、ほとんどがぶどう畑と桃畑と言っても過言ではない。そして遠くに見える、標高の高い山々に囲まれ、いかに自然に恵まれた地域なのかが分かります。

景色を見ながらここで食べるぶどうアイスは、絶品です。

4)石和温泉にあるワイン風呂

18:00
勝沼ぶどう郷駅から電車で5駅の石和温泉駅。そこから徒歩で約15分ほどにある「みなもと旅館」へ。ここでのポイントは赤ワインエキスが入ったワイン風呂

あのクレオパトラもワイン風呂を愛用したらしく、ワインに含まれる抗酸化作用には、アンチエイジングの効果が期待もできる

肌は紫外線や乾燥などで、さまざまな影響を受けがち。そして年齢とともに肌のバリア機能も低下。若いときからのケアが大事。本当に大事。日頃からケアをしておきましょう。

料理は『女子会応援 鴨みそ鍋★発酵パワーで美味しく健康に♪ヘルシーおまかせ会席』というコースを選択。とはいえ、結構なボリューム(笑)。

朝ご飯のおひつのお米も量が多く、おそらく余るかもしれません。
そういうときは、旅館からラップをお借りし、おにぎりを作りましょう。捨てるの勿体無いし、せっかく旅館の方が炊いてくれたので。

道中小腹が空いた時に食べてもよし。帰宅後に料理作るのめんどくさいので便利。

5)郷土料理ほうとうを食べてからの、絶品!桃のかき氷

2日目12:00
朝はゆっくり。宿を出てから、駅前のお土産ショップを物色。そして山梨名物を食べるべく、お昼は郷土料理ほうとうを堪能。

甲州ほうとう小作  石和駅前通り店

ほうとうは、味噌ベースのかぼちゃが入ったほんのり甘い汁に、平打ち麺とさまざまな野菜がたくさん入った郷土料理。栄養満点、美容と健康にいい料理なんです。

メニューが豊富なのが悩みどころ。ちなみに筆者はきのこ大好き人間なので、茸ほうとうを注文。

たっぷりの茸と野菜入り

いくら食べても底がなかなか見えてこない(笑)。
しかも時間が経っても鉄鍋が温かいので、料理が冷めにくい。夏バテ防止や、真冬にぴったりな料理です。

14:00
石和温泉駅から2駅、甲府駅に移動。
みずみずしい果物とかき氷を求めて『台湾茶房 WHITE ALLEY』へ。

甲府駅から徒歩3分、甲州夢小路内

真夏の山梨。本当に暑い。体が溶けそう。故にかき氷を欲している。筆者が当時注文をしたのは、桃のかき氷

桃2個を贅沢に使ったかき氷

(いやいや、どうやって食べるねん)

インパクトありすぎる、こちらのかき氷。汗をかいて火照った体に、かき氷が染み渡ります。某アイドルの歌割りを借りると「五臓六腑に染み渡る」がまさにそう。

お店は2階建てですが、そこまで広くはないので、席予約をしてから行くのがおすすめです(毎年メニューが変わるため、予約をする前にお店に一度問い合わせをしましょう)

↓2024年5月7日現在の情報はこちら

お店がある一帯「甲州夢小路」は、とてもオシャレな一角。可愛いお店がたくさんあるので、探検しましょう。

石畳が続く小江戸情緒ある空間
モニュメントもオシャレで可愛い
右側の鐘、ボタン1つで鳴らせます

6)食後の運動には甲府城跡へ

線路挟んだ反対側にあるのは、甲府城跡。

甲府城
武田氏滅亡後、豊臣秀吉の命により築城されました。関東の徳川家康に対抗するための重要な戦略拠点として築かれたといわれ、徳川体制になってからは西側への備えとしての重要性を保ち続けたといわれています。
かつては20haほどの広大な城郭でした。現在は、城跡の一部が「舞鶴城公園」「甲府市歴史公園」として開放されています。

甲府市/甲府城

食べ過ぎを少しでも消化すべく、頂上を目指して登ります。

石階段、ヒールのある靴だと厳しいかも
公園として整備された頂上

ランニングをされてる方もいて、どうやら地元では定番のルートとして親しまれている様子。頂上まで石階段を上がっていくのですが、段の高さが統一されていないため、足腰鍛えるには丁度いいかも。

豊かな山の恩恵を受けた、山梨県

16:11
甲府駅から新宿駅行きの特急かいじに乗って帰路。新宿駅には17:57着。ここでもチケットはオンラインで事前購入を
次の日が仕事だと、遅くに帰ると疲れてしまうもの。この時間帯に都内に戻ってこれるのであれば、帰宅後はゆっくりできます。

いかがでしょうか?
このプランであれば、無駄な時間を費やすことなく、コンパクトな旅を楽しめます。しかも、勝沼ぶどう郷駅から石和温泉駅まで5駅、石和温泉駅から甲府駅までは2駅という近さ。

そして山からの恵みをたくさん受けた果物が、とても美味しい県です。夏に行けば、どこのカフェも桃やぶどうのスイーツだらけ。どれを食べるか迷うところ。だけど、その迷っている時間も楽しめるのが、旅の醍醐味。

富士山だけとは言わせない、魅力あふれる山梨県。
ぜひ山梨初旅行を楽しんでくださいね!





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