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歌沫 セルフライナーノーツ

どうも!メジャーデビューしました!
弁天ランドというバンドのボーカルギター作詞作曲担当、恐ろしい名曲製造機サトウケイです!




コラ画像かと思う


Sony Music Entertainment(Japan) Inc.から音源を出しているということで、メジャーデビューです!やった!こんなに早く夢が叶ごめんなさい嘘ですデマですインターネットはうそはうそであると見抜ける人でないと(ネットを使うのは)難しい。こんなこと言ってるの僕だけで、ちゃんと怒られたりしたら嫌なのでちゃんと訂正します。メジャーデビューしていません。なんなら毎回言ってますけど、弁天ランドはインディーズデビューすらできていません。みんな優しさで「すでに所属してる感じがあるから声がかからないだけだよ」と言ってくださりますが、なんですかそれは。そんなことがあっていいんですか!?

後たまにもう所属とか育成で契約が決まっているのに、"まだ本腰じゃないから"を盾に「無所属アピール」をしてお客さんの注目を集めようとしている訳でもありません。それはとても良い戦略だね(^ ^)


全然まだまだ無所属自主のままです!
関係者各所いつでもお話しお待ちしています!!
日々頑張ります!!!


今回のシングルだけソニー様からご依頼を頂いて
制作したと言う形でのリリースです!

まずはその企画の説明からしちゃおっかな!



READ


YOASOBIってアーティストご存知ですか?
そうですあのYOASOBI!

代表曲「夜に駆ける」は
"カラオケボックスでギターを録音している"
でお馴染みのYOASOBIさんです!(1曲だけなのにSONYからリリースしたから後輩面してる)

YOASOBIは"小説をもとに楽曲を作る"と言うコンセプトで活動されています。当時めちゃくちゃ印象的で覚えている。

SONYがmonogataryという小説投稿サイトを運営しており、このサイトにある小説をもとに楽曲を制作し、
リリースするというプロジェクトが今回参加した「READ」と言うものになります。




そしてもとにさせて頂いた作品がこちら

「砂の気持ち」
著:青いてんとう虫 さん


普段全然全く本を読まなく申し訳ないのですが、
今回お話を頂いて読ませて頂き、
とても素敵な作品で情景と心情の描写がとても綺麗で
歌沫は元々ある曲でしたが、今回参加するならこの曲しかない!と思い、既に作った曲でも良いとのことで、
読んだ後でまた歌詞が少し変わって、完成しました。
この小説のお陰でより良い曲になりました。

折角、曲にさせて頂いたので、僕の感想はさておき、
皆さんも曲と合わせて是非、読んでください!
素敵な作品をありがとうございます。


という訳で、メジャーデビューではありません!
嘘ついてすいません!
とても有難い機会をありがとうございます!
恥ずかしいこと言ってすいません!
怒らないで!






それでは曲の話



先程もお伝えしたのですが(文面であまり使わない)
元々ある曲で弁天ランドでは大分初期の頃から、
何なら伝説のteto 47都道府県ツアー「日ノ出行脚」対バン一般公募郡山公演teto対バンの時にも演奏しており、
バンドを組む前の2018年の元号が平成から令和に変わるとなった頃に一度作った曲で、「平成最後の夏」と言う言葉が横行しており、皆さんご存知の通り私はそう言うのにちゃんとブチ切れるタイプなので、その怒りをなんとかしたいと思い、それがキッカケで作った曲です。

サウンド?曲調?の話をすると、3曲ありまして


①secret base〜君がくれたもの〜/ZONEさん(1曲だけなのにSONYからリリースしたから後輩面してる)

名曲過ぎ!本当にこの曲大好き

なんでこの曲のメロディって好きなんだろうなと思った時に、サビの「きみっとなっつのおわりっ」と言うフレーズが、16分音符(1小節というメトロノームが1回音が鳴る長さに対して16個音が鳴る音の長さ タカタカ タカタカみたいな感じ)の真ん中2個を抜いたリズム(タッカ タッカ タッカ お祭リズムみたいな感じ)だからなのかァ〜!?じゃあそれでメロディを作ってみるか!と言うのが、作曲のきっかけでした。歌沫での曲中のそのリズムを是非何度も聴いて探してミネテ⭐︎



②ナツヨはまだ見ぬ/川谷絵音氏(ソロ)

この曲も大好き!本当に好き!
この曲は大まかな曲の雰囲気と元々歌沫が
今の音源よりもキーが+2だったので、
多分ナツヨはまだ見ぬとキーが同じだったような!

当時この曲を弾き語りで歌いまくっていて、コード進行を探ったりして作りました!当時は今より全然耳コピできなかったので、多分合ってなかったし、全然進行は似ていないかもしれないけど、夏の終わりと言ったらこの曲を思い出すくらい好きです!



③忘れた/teto

伝説のteto 47都道府県ツアー「日ノ出行脚」対バン一般公募郡山公演で出演した際にも演奏させて頂いていたので、バンドインする所で一丁前にオマージュさせて頂いています…言うのも野暮という感じですが…この曲も勿論大大大好き…



音源の編曲はチャーリーが頑張ってくれて、
Oasisみたいな後ろで鳴っているギターが超最高ですよね、俺1ミリも考えてないけど!超お気に入りです!
クドウ・ギャラガー降臨。


サウンド?曲調?はこんな感じです!








歌詞の話



歌い出しから授業のように解説していきます!
毎回言ってますが、そういうのは冷める!とか本人からのを聴いたら解釈を狭める!とか色々ありますが、ゆるして!見ないで!じゃあ公開するなって?ごめんなさい!






嫌いなあいつの口癖を真似てみた所で
いつもと何も変わらないような自分で

嫌いなあいつの真似をしてみても、
嫌いなあいつのようになることはできず、
言葉を以てしても似ても似つかないくらい、あいつの浅ましさがより身に沁みて分かる。というような歌詞です。性格が終わっている。究極の悪口フレーズ爆誕!「嫌いだ」と言うよりも、もっと思いが伝わるようですね。ただ、そんな嫌いなあいつの口癖を一々覚えていると言う所が、そんなに嫌いじゃないんじゃないかなと思いますが、どうなんですか?

好きだったあの人との口づけを
思い出して仕舞うから
おいていくように何か一つを捨ててく
損な日々です こんな季節もさ
素直纏った手で 光る粒払って

1周目の嫌いなあいつ〜と対句になってますね
口癖と口づけで韻を踏んでいます
同じ口の使い方でこんなに好きも嫌いも表せるんやね!
"思い出してしまう"と"思い出して仕舞う"
"無意識に思い出す"のと"また思い出したいから仕舞っておく"のどちらも取れる欲張り食いしん坊フレーズ
"置いていくように"と"老いて生くように"
のどちらも取れる欲張り食いしん坊フレーズ
"そんな日々です"と"損な日々です"
順序的に前文とリンクしている
欲張り食いしん坊フレーズ

季節を感じるとなぜか思い出す記憶ってあって
"素直待とった"と"砂を纏った"
天邪鬼な気持ちっていうのは恐らく、
素直な自分を待っているかのようで
それは幾千という細かい粒を纏うかのようで
そんな中で少しだけ輝く光の粒を探し出すことができたら、きっとそれが本当の気持ちだと思うのに、それすら払いのけてしまう。そんな気持ちの日々です。
欲張り食いしん坊フレーズ

水面に映る一口の光達
すくっては飲み干せそうな
それがきっとこの地球(ほし)に生まれた訳さ

水面に映る光は夜の海で夜空に光る星月のことです
作っている時に自然と情景が浮かんでいて大学の寮にいたのに、すっかり夜の海にワープしていて超心地良かった〜

恋心とも取れますがなんでも"期待する"と言う気持ちに対して希望の光がこの反射する光を指しています。
伝えたい気持ちを伝えるように乾いた喉を潤すために、
一生懸命すくって飲み込んでみせるけど、
その光ごとは飲み込むことができない。
それでもそれがこの地球(ほし)に生まれた意味だと思うと美しいですよね。美しいと思うしかない!が正直な自分の気持ちですが、

額に募る一節の怒り達
救いきれないな 何をやってもダメだ
海、風、波に揺られながら

泡沫が上へと浮かび上がるように
飲み込んだ一口の光もいつか
額へと浮き上がって時に、
一節の怒りに変わることがある。
全く救いきれなくて、ダメだと諦めてしまう。
海、風、波に揺られて、
振り回されてしまう時があります。

あと"一口の光達"と"一節の怒り達"で韻踏んでます(めっちゃ早口)


消えない願い 守りたい想い
大切にしたため彼方に

チャーリーがここのメロディWANIMAみたいって言ってたの凄い忘れられない、なんかちょっとだけ分かるので

"大切に認め彼方に"と"大切にした為彼方に"
READ小説ということもあり、
文章を書き記すと言う意味の「認める」
忘れないように認めて泡沫のように願いと想いを
天の彼方に
大切にした為に彼方に手放すことになってしまった
というようにも取れますね
はい!みなさんご一緒に「どちらも取れる欲張り食いしん坊フレーズ」

癒えない言葉も増えていく中で
選りすぐりの言葉よりすぐに
日々をめくり 日を跨ぐ栞を背に

"言えない言葉"と"癒えない言葉"
とこちらも…なのですが、
どちらかと言うと後者だなと思い、
今回はどちらともとれない欲張らないフレーズにしました。
傷ついた言葉も癒えない言葉だし、
言いたくても言えなかった言葉も癒えない言葉で
増えていくばかりで
そんな中でも選りすぐりの言葉より思い立った今すぐに
日々を生きることは小説のページをめくるように
忘れてしまったことを未来の自分に託すように挟んだ栞に背を向けて追い越すことが今を生きていくということなのかもしれません。

水面に映る一口の光達
すくっては飲み干せそうさ
それがきっとこの地球(ほし)に生まれた訳さ
次第に縋る糸口も痛みが良い
救いきれないな 何をやってもだめだ
海、風、波に揺られながら

痛みや悲しみってやめられなくて、
拒まないどうしてもおこってしまうっていう意味でもそうだし、言い訳にできるものでもあるから、
時に、縋ってしまって自分から痛みに向かっていってしまう時ありますよね?ないですか?僕は結構ずっとそうです(良くない)少しでも痛める糸口があればそれが良いと思ってしまいます。
そんな状態を人に"何をやっても救いきれない"と言ってくれた方が安心したりするのですが、
1番のサビのだめだ(諦め)に対して
最後のサビはこんなんじゃだめだ(前向き)
という意味合いで歌っています。
1番で揉まれていた海、風、波に、
今度はそんな時には、
辛い時は身を委ねてみても良いんだよ

あと"額に募る一節の怒り達""
次第に縋る糸口も痛みが良い"韻踏んでます(早口過ぎて唾が飛んでいる)

歌詞に表記しませんでしたが、
最後は"うたかたの日々よ"と歌っています。

終えた命は土に還ると言いますが、
泡沫の最後は天に昇って弾けて消えていく。
ただ光る月星の元へ向かっているように感じて美しく、
日々もこの歌も泡のように消えてしまうものであっても、全てが無駄じゃなかったと思えますように




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