3月22日 ブリッジポート ニューヨーク2日目
朝の7時半くらいに起床。
ブリッジポートの教会に11時半に着くために、朝の9時にニューヨークのペンステーション発のアムトラックに乗らなければならない。
チケット発券の時間も考えて、朝8時10分にはホステルを出発。
地下鉄に乗ってペンステーションへ。ちなみにペンステーションは、正式にはペンシルベニアステーションって名前なんだけど、略称がほぼ正式名称みたいな感じになってるのがおもしろい。
昨日の反省を活かして、ペンステーションで往復分のアムトラックのチケットをゲット。
これがこの旅で最後のアムトラックか〜。
駅で朝飯がわりに、マフィンとカフェオレを購入。
なんだかお洒落な気がするぜ。
ブリッジポートへ
アムトラック内でピスタチオ味のマフィンとカフェオレで華麗に朝飯。
ピスタチオ味のマフィンはケミカルな味だった。
昨日の夜、ブリッジポートで神父兼ギタリストのジョナサンとその仲間達に「明日もミュージックするから来ちゃいなよ!」と言われて、いままさに向かってるわけだけど、やべーなドキドキが止まらない。
昨日が最高すぎたから、あれで終わりにしても良かったんだけど、今日は今日できっと最高なんだろうな〜。
なんてことを考えてると、1時間半くらいでブリッジポートに到着。
右に映ってるのがブリッジポートの駅。相変わらず、普通の街だな。
今日ものんびり歩いて、教会へ向かう。
昨日の夕方、ちょっと緊張しながら歩いた道を、今日は天気も良いし、余裕ぶっこいて音楽を聴きながら向かう。
川を渡りーの、
違う教会に寄り道しーの、
そういえばこの寄り道した教会もゴスペルしてるぽかった。少し気になったけど、今日の主役はジョナサンの教会なのでスルー。
この街、道にはゴミがめっちゃ落ちてるけど、建物自体は渋いのが多いな。
ブリッジポートのあるコネチカット州も、独立13州の1つだから古い街並みが残ってるんかなぁ。
てのは、きっと考えすぎに違いない。
そんなこんなしてるうちに 11時には例のこじんまりした教会にゲッダン。
中に入ると、おばちゃんたちが「あら〜、今日も来たの!ジョナサンは11時半から来るけど、今は聖書の勉強会してるのよ。ジョインアース!」みたいなことを言われ、急遽、勉強会に参加。
聖書の冊子みたいなのを渡された。
一節ずつ読み合いっこして、最後に質問しあったりする感じだった。
もちろん、僕も一節読みました。でも、内容は全くわからんかったので、ほんと読んだだけっす。
ヤハウェが出てきたのは覚えてる。
なんか空気感的には、小学校低学年のときの国語の授業みたいな感じでした。読めない漢字があると、先生が読み方教えてくれるみたいな。
我ながら、すげーレアな体験してるなと思ったものです。
その勉強会が終わったのち、おばちゃんたちから僕への質問コーナーが始まった。
「なんでアメリカきたの?」とか「コロナで大変だけど、アメリカで嫌なことなかった?」とか聞かれた。
ラスベガスでのファッキンアジア事件は伏せておいて「アメリカ人はみんな親切だった!」て答えたら、みんな、なんか安心してた。
とはいえ、アメリカ横断旅を通した全体の印象って、アメリカ人はフレンドリーで親切な人多いなって感じなのは事実なので良し。
もちろん神経質そうな人や、イラッとしてそうな人もおったけど、それはどこの国も一緒やな〜てレベルだった。
てな感じで、質問されてるうちにジョナサン到着。
出会いしなに「昨日いってた、おれのCD持ってきたで!」て言ってプレゼントしてくれた。
そう、昨日、「あなたのCD買いたいです!」て言ったら「ばっきゃろー!金なんていらねーよ!住所教えてくれたら、日本に届けたる!」て言ってくれて、結局、今日も来ることになったので、「じゃあ、明日絶対持ってくわ!」てゆう会話が行われていたのだった。
嬉しいぜ、ジョナサン!!
そんなこんなで、ゴスペルの準備が行われる。
準備っていっても、マイクとアンプ繋げるくらいなんだけど、この準備の段階で、みんな歌ってた。
歌いながら準備して、徐々にミュージシャンが集まって、自然とスタートする感じっす。
もう、この光景だけで鳥肌が止まらなかった。
この辺の出来事や感動は、文字にすると安っぽくなるので省略。
本気で歌う、ガチで演奏するってこうゆうことなんやろうなって光景でした。
観光客とか基本的に来ない田舎町の、駅から離れた小さな手作り感ある教会で、本気でキリスト教を信じてる人たちの生演奏や生の歌を聞かせてもらっただけでなく、その輪のなかに入れてくれたのは、マジで感謝してもしきれない。
それも2日も連続で。
ゴスペルは11時半にスタートして、終わったのは13時半くらい。
終わったあと、いろんな人が僕に話しかけてくれた。やっぱ珍しかったんだろうな。
京都いったことあるぜ!とか日本は良い国だよな!みたいなことを言ってくれてた。
終わったあと、ジョナサンが僕のとこに来て、「ここでの体験はどうだった?」みたいなことを聞いてきたので、「1ヶ月間アメリカにいるけど、今日のこの瞬間が1番ワンダフルな時間だった!」て伝えた。
ジョナサンは何回も抱きしめてくれた。
最後、ジョナサンが「駅まで送ったる!」て言ってくれて、彼の車に乗車。
最後は、「無事日本に帰ったら、昨日教えた俺の電話番号に連絡くれよ!」と言われてサヨナラした。
ほんと良い時間だった。
聖書勉強会の冊子と、ジョナサンが車の中でくれたジョナサンの本と、封筒。封筒の中には2枚のCDが入ってた。
早く日本に帰って聴きてぇぇ〜!!!
帰りのブリッジポートの駅で。
ほんとは、教会でのゴスペルの様子とか写真とかで見せれたらよかったんですけど、やっぱそんな野暮なことは誰もしてなかったので、ぼくも写真には残ってないんすよね。
一応、この旅の自分ルールで、現地の人が写真撮ってたら自分も写真撮ってOKだと思って、各地の演奏のシーンは撮影してました。
ニューヨークへ
17時くらいにペンステーションに到着。この旅で初めてアムトラックが大幅に遅れた。ていっても30分くらい。
とりあえず駅の外に出る。
ペンステーションの外観。なんでこんなん撮ったのか覚えてない。
ふと見たら、エンパイアステートビルが鎮座してた。
にしても、ニューヨーク人が少ないな〜。
昨日、今日とブリッジポートで満たされたし、まっすぐゲストハウスに帰るか。と思い地下鉄に乗車。
ゲストハウスの近くのスーパーでチキンが安かったので購入。
なんかわけわかんない晩飯になっちまった。
右側に写ってる黄色い缶ビールは、この旅のなかで飲んだビールとしては、1番まずかった。
部屋でまったりゴルゴ13を読んでると、旅行会社から27日のフライトが欠航になったと連絡がきた。
そもそも2週間前くらいにも、旅行会社からコロナで諸々やばいけど帰りの便のチケットどうします?て連絡が来てて、
そのときに27日確定でお願いしますって返事してたんだけど、まさかそれも欠航になるとはな〜。
しかも日本政府もとうとう26日の0時からアメリカからの入国制限開始すると発表したし。
いろいろ考慮したうえで結局、明後日24日のニューヨーク発のフライトに変更。
明日がアメリカ、ラストデイか。この急な感じもなかなか良いな〜。
というわけで
急遽、明後日帰ることになった。
ある意味、ベストなタイミングだなぁと思いながら、夜の1時くらいに寝ようと思ったら、ぼくの部屋にカンザスシティの兄ちゃんがチェックイン。
親はパキスタン人って言ってた。名前は、カース?みたいな感じだったかな。
仕事でニューヨークに来てて、他の宿に泊まってたけど、コロナでシャットダウンしたから、急遽泊まれなくなって、ここに移ってきたとのこと。
マジで、いまのこの状況はクレイジーだって言ってた。
彼とは少し話が弾んで、音楽の話とか、旅の話とかをした。
最後、寝るときに、「あ、電気消す前にお祈りだけさせて」て言われた。
彼はイスラム教徒だった。
初めて、イスラム教徒のお祈りを間近で見たけど、ここにも本気で神様を信じてる人がおるんやなと思いながら、いつのまにか爆睡してしまった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?