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Act.110 職場の人間関係とファシリテーション


チェックイン 概念型探究という学びを続けています

こんにちは。ちょんせいこのファシリテーターラジオです。この番組は、ひとやまちが元気になる「ファシリテーターのスキルとマインド」を全国に広げるちょんせいこが、日々の会議や学びの場づくりに役立つ情報をお届けしています。

2024年6月24日月曜日です。今日は東京からお送りしています。昨日は、概念型探究×ファシリテーション講座を東京港区にあるGIFTスクールとオンラインで開催しました。あなたは、概念型探究という言葉を聞いたことがあるでしょうか。学んだこと。経験したことはありますか。日本には、秋吉梨恵子さんという素晴らしい概念型探究の公認トレーナーの方がいて、私は梨恵子さんと一緒に講師をしながら、私自身もこの学び、探究を始めて4年目になります。概=コンセプトですね。概念による、コンセプトベースの探究的な学び。講座の対象は小学校から高校の学校の先生方なのですが、教室で、授業で、抽象度の高い言葉や文章で表される概念的な理解を子どもたちが自らつくりだす。その学びが算数のこの単元とか、国語のこの教材など。ひとつの授業や単元だけでなく、他の授業や生活場面、時には人生にも転移させていく。一般化していく。というような授業カリキュラムをグルグルとまさに思考しながらつくっている講座です。ああ、難しい。でも、難しいけれど楽しい。わかったとわからないと繰り返しながら、正解のない答えをグルグルと思考する体力が身についていってる感じ、がします。知力がついていってると言いたいですが体力がついていってるという感じです。一緒に学んでくださっている仲間のみなさんに心から感謝です。このプログラムは12月までの全7回。先生や子どもたちがファシリテーターだと探究的な学びの効果が高まるのは、他の探究的な学びとも同じなので、私もがんばりまーす!という感じで進んでいます。みなさんもぜひ、機会があれば概念型探究にチャレンジしてみてください。大人の働く場にとっても大事だと思います。そして私は今日も1日、東京都港区でお仕事です。

さて、本日のちょんせいこのファシリテーターラジオのテーマは久しぶりにVoicyのトークテーマで進めてみたいと思います。今日のVoicyのトークテーマは「職場の人間関係」です。なんと、職場の人間関係。あなたの職場の人間関係は良好ですか。あんまり良くないですか。というわけで、本日のちょんせいこのファシリテーターラジオは職場の人間関係とファシリテーションをテーマにお届けします。それでは、スタートです。

職場の人間関係と良好なコミュニケーション

というわけで、本日は「職場の人間関係とファシリテーション」についてお届けします。いかがでしょうか。職場の人間関係。もちろん、働き方によって随分と変わりますよね。正社員だったり、部分的なお仕事だったり、リモートワークだったり、ジョブ型雇用だったり。人手不足だったり、快適なオフィスだったり、超忙しすぎたり、ひまだったり。職場の人間関係と一言で言っても、いろんな環境要因が働きますよね。

良好なコミュニケーションがあれば、職場の人間関係は概ね幸せな感じです。笑顔で挨拶する。会議や打ち合わせで対話的に話せる、議論もできる。快適なオフィス環境で少し余裕をもって動けるといいですよね。自分の努力や成長を理解、応援してくれる上司や仲間がいて、自分のキャリア形成と今の仕事がマッチしていて、困ったことも自分や職場の成長につながるはずだから、ここはみんなで乗り越えよう!みたいなエピソードやドラマがある。みたいな感じだといいですよね。とはいえ、なかなか難しいことでもあります。なぜなら、良好なコミュニケーションは自然発生はしないし、自分の日々の努力は「特に上司であればわかってくれてあたりまえ」と私たちは認知しがちですが、実はそうでもない。その上司も「自分の苦労は誰がわかってくれるのだろう」と思う時がありますから、いい対話や議論がないと苦しい感じになりますよね。

挨拶しても返事がない。暗い。会議や打ち合わせは意見がいえない。求めても発言してくれない。オフィスはいつも散らかっていて、ついでにパソコンの中のフォルダも散らかっていて、整理分類できてない。こんなに頑張っているのに自分の努力や成長を誰も理解してくれないから、じゃあ、まあ適当に仕事をこなしてになったりとか。この仕事をしていても成長するような気もしない。いつ辞めようかと常に思いながら働いているとか。何か困ったことが起こると責任の押し付け合いみたいになる。というような状態だと本当に苦しくなりますよね。ご縁があって、せっかく一緒に働くのだから、いい関係で進みたい。みんなで常にアップデートしていけるといいですよねえ。何かの事情で辞めたり、キャリアチェンジしていく時には、寂しくても笑顔で応援できるといい。そういうのみんなで目指していきたいです。

職場の人間関係とファシリテーション

で、どうすればいいのかな?どうすれば職場の人間関係は良くなるのかな?ということなんですが、これまで多くの現場に入ってきて共通している現象があるなあと思います。職場の人間関係がうまくいってるチームの共通の現象?要因?あなたはなんだと思いますか。正解があるというわけではないのですが。でも、これまでの経験則で確かなのは「エンドユーザーのお役に立てている」という実感の共有なんです。職業的な自己有用感というか。チームとして貢献できているよね。というような効力感がアップしているといえば良いのか。自己有用感や自己効力感が大事だなと考えています。

エンドユーザー、企業であればお客様、学校であれば児童・生徒、医療であれば患者様、福祉であれば利用者様、行政であれば住民のみなさんでしょうか。エンドユーザーから「ありがとうございます。おかげさまで****なことができました。みなさんのおかげです」というフィードバックがあると職場の人間関係は温まります。温かい循環になりやすい。「どうなってるんですか。******になっているのは、あなたたちの責任なのではないですか」というフィードバックがくるとクレーム案件になって、職場の人間関係は冷えやすくなります。でも、クレームなどのネガティブなフィードバックは可視化されやすい。顕在化しやすいのですが、あたたかなフィードバックは、なかなか可視化されない。潜在化しやすいのですよね。なぜか。なぜなんだろう。きっと、それは「やってあたりまえ」と思われているからかなあ。うまくいってあたりまえが前提になっていることや、ポジティブなフィードバックが返ってくる仕組みがないということもあります。

どちらのフィードバックもちゃんと共有できるといいですよね。一般的には、きちんと仕事をしている現場であれば、当然のことながらポジティブに感じているエンドユーザーのほうが圧倒的に多いわけですから、その声がフィードバックされているといい。でも、その仕組みがないkとが多い。それも誰かひとりのスーパーヒーロー的なスタッフではなく、みんなにまんべんなく公平にフィードバックされる仕組みがあるといいなあと思います。

チェックアウト ゴールとエンドユーザーのために

職場の人間関係は、仕事のつながりなわけですから、その本丸、ど真ん中である仕事の中でつくっていくことが大事ですよね。別に親友になる必要はない。ゴールとエンドユーザーを共有して、そのためにそれぞれの知恵と技術と時間を拠出しあって、直接的にも、間接的にも一緒にゴールに向かっていく。というのが、職場の人間関係の基本かなと思います。

とはいえ、そのためには良好なコミュニケーションがあったほうがいいから、打ち合わせや会議は、みんなが交代でファシリテーターになる。対話や協議、議論を上手に積み重ねていく。そして、尊敬しあえたり、たまには一緒に飲んだり、遊んだりもできる仲間に出会えると最高ですよね。そんなチームは誰かがつくってくれるわけでもないので、まずは、私からつくっていけるといいですよね。そんな時に、ファシリテーション技術があると便利です。ゴールとエンドユーザーのために、自分の役割はどこなのかなということを理解しながら、その機能を拡張していく仕組み、仕掛けがあるといいなあと思っています。

それでは、コメント返しです。

というわけで、いかがだったでしょうか。今日のちょんせいこのファシリテーターラジオ。
今日も素敵な1日をお過ごしください!ありがとうございました。

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