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解剖学vol.9 【上腕三頭筋】

こんちわ〜ちょんまるです!!

本日は上腕三頭筋についてお話ししていこうと思います!!

女子たちが二の腕引き締めたいと言うとその二の腕部分です笑(わかりずら)

要するに腕の裏ですね!!

腕を太くしようと思ったらみんな上腕二頭筋を鍛えよう!と考えると思うのですが、実は上腕二頭筋よりも上腕三頭筋の方が筋肉はでかいので、腕を太くしたい方は上腕三頭筋を鍛えることをお勧めします!!!


それではいきましょうー!!!



1.上腕三頭筋とは

名前の通り、3つの筋頭を持つ筋肉です。

①長頭 ②外側頭 ③内側頭があります。

内側頭は長頭と外側頭の下に隠れており、長頭は肩関節と肘関節をまたぐ二関節筋です。



2.起始・停止

①長頭
起始:肩甲骨の関節下結節(橈骨神経溝より外側)
停止:尺骨肘頭
②外側頭
起始:上腕骨の後面(橈骨神経溝より外側)
停止:尺骨肘頭
③内側頭
起始:上腕骨の後面(橈骨神経溝より内側)
停止:尺骨肘頭

3つともおなじ場所に停止します。

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3.作用

全体
肘関節の伸展
前腕の回外(わずか)
長頭
肩関節の1.伸展 腕を高くあげた位置からの2.内転



4.支配神経

長頭:腋窩神経
内側・外側頭:橈骨神経(C6〜C8)



5.冷えとの関係

上腕三頭筋の長頭は、肩甲骨の関節下結節に付着し、大円筋小円筋の間をくぐって尺骨に向かって走行しています。

ここで大円筋もしくは小円筋が拘縮すると、上腕三頭筋の長頭が圧迫され、血流が悪くなり手先の冷え、あるいは痺れや痛みを生じることがあります。

この上腕三頭筋の圧迫が原因で手先が冷えると言うような人には、大円筋もしくは小円筋をリリースしてあげることで改善されることがあります。

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わかりますか????



6.効率の良いトレーニング

上腕三頭筋の主な作用は肘関節の伸展ですが、長頭は肩関節の伸展作用も持っているため、効率よく鍛えるには肘の曲げ伸ばしだけではなく肩関節の伸展も同時に行う必要があります。

そうするとあげられる種目はスカルクラッシャーです。

具体的なポイントは機会があれば動画で説明します笑

一つ言えることとしては、重力と筋肉の向きを合わせるのと、若干の内転作用があるため、脇を閉じて行うのがポイントと言えます。



また、キックバックをする際にも同じことが言えます。
肘を固定しておこなうのが一般的ですが、肩関節の伸展も同時に行えば上腕三頭筋のコンセントリック種目としてより良いものになると言えます。



7.最大筋発揮のタイミング

上腕三頭筋の外側頭内側頭は上腕骨の後面から付着し尺骨肘頭に停止している単関節筋ですので、腕がどの位置にあっても筋発揮は変わらないはずですが、じつは肩関節伸展20°のときが一番強く筋発揮したという研究結果があります。

おもしろくないですか!?

これは重いものが持てると言うことではなく、その動作における筋出力の発揮が効率が良かったと言うことです。

つまり、フレンチプレスやスカルクラッシャーなどの肩関節屈曲位でやる種目よりも、キックバックのように肩関節を伸展させておこなう種目のほうが外側頭と内側頭の筋発揮は強いと言えます。

この結果から考えられることとすれば、長頭との連結が強いため肩関節の伸展時にも作用する可能性もあると言うことや、神経的な関係があるという推測が立てられます。

ちなみに、次に筋発揮値が高かったのは肩関節0°のときです。




8.まとめ

(1)①長頭 ②外側頭 ③内側頭がある
(2)起始・停止
   ①長頭
   起始:肩甲骨の関節下結節(橈骨神経溝より外側)
   停止:尺骨肘頭
   ②外側頭
   起始:上腕骨の後面(橈骨神経溝より外側)
   停止:尺骨肘頭
   ③内側頭
   起始:上腕骨の後面(橈骨神経溝より内側)
   停止:尺骨肘頭
(3)作用
   ・全体
    肘の伸展
    前腕の回外
   ・長頭
    肩関節の1.伸展 腕を高くあげた位置から2.内転
(4)支配神経
   ①長頭:腋窩神経
   ②内側頭・外側頭:橈骨神経(C6〜C8)
(5)大円筋と小円筋に挟まれて走行している
(6)肩関節の伸展を同時に取り入れると効率が良い
(7)内側頭と外側頭は肩関節伸展20°のとき最大筋発揮する  


以上、上腕三頭筋でした!!


上腕三頭筋がでかいひとはかっこいいのでぜひみなさんも積極的に鍛えてみてください!!


次回、いよいよ臀筋群についてお話ししていこうと思います!!


それでは次の記事でお会いしましょう!さよなら!!



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