長南町 多様性の森プロジェクト

房総半島の真ん中・ジワる里山の町「長南町」にて、小さな林業をしています。 杉やヒノキな…

長南町 多様性の森プロジェクト

房総半島の真ん中・ジワる里山の町「長南町」にて、小さな林業をしています。 杉やヒノキなどご先祖様が植えて下さった針葉樹林を間伐し、材として有効活用します。 間伐した箇所には広葉樹が元気に育つように地拵えし、多様性溢れる森(針広混交林)へ移行できるよう手助けします。

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長南町 多様性の森プロジェクト 概要

命響きあう美しい里山が残る長南町。 長南町では今も田んぼ、雑木林、森林、草原、小川、ため池、湧水、そして古民家がモザイク状につながり美しい景観を演出しています。里山は人の命の源となる水、空気、食料、燃料を養います。里山は人の暮らしと多様な生き物を育みます。 一方、人の暮らしの変化・都市化と共に、人は里山から遠ざかりつつあります。里山は開発され、水脈が分断され、ヤブ化し、木々が元気をなくし、健康な状態を維持できなくなりつつあります。それは単に美しい景観が損なわれるだけでなく

    • 名機!?エンジンウインチ「ひっぱりだこ」導入

      長南町多様性の森プロジェクト2024 集材シーズン突入! 葉枯し期間を終え、えっちらほっちら集材はじめました。 今年から、エンジンウインチ「ひっぱりだこ」を導入。 何年も前に生産終了した機械だけど、今でも根強い人気で、ヤフオクで良品が出ると競争率が高くなる名機。 このネーミングセンスに昭和を感じる。 昨年ヤフオクでゲットして、いろいろ修理・調整して、やっとデビュー。 なるほど・・・確かにけっこう使えるぞ!

      • 町の公園に、町の間伐材でベンチを!

        長南町多様性の森プロジェクトがスタートして3年が過ぎました。 本当に少しずつではありますが活動を知ってくれる人が町内にも増えて、ありがたい限りです。 そして昨年、長南町役場から、町の公園のベンチを長南町の杉で作れないかと相談がありました。芝原農村公園の木製ベンチが老朽化しているから、同等品に取り替えたいということでした。そのベンチを長南町の杉で作りたいと! それは願ってもないこと!受けさせて頂くことに。 ちょうど小屋の学び舎がスタートした頃だったので、講師の岩越さんに

        • 循環する里山・また1歩

          昨年7月から始まった『小屋の学び舎』の上棟式が1/28に行われました。 当日は40人以上が集まって、トントンカンカン小屋を建てていく。この音がとてもいい♪ 材木は、ここ3年『多様性の森プロジェクト』と題して始めた森づくりの一環で出してきました。 自分たちが伐った木で伝統木構造の小屋を建てるのは、夢だったので本当に嬉しい。 「地場の杉を使うこと」が「森づくりにつながる」というのはちょっと前の日本では普通にやられていたことですが、やっぱり使い先あってこそ成り立つ循環。

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        長南町 多様性の森プロジェクト 概要

          長南町 多様性の森プロジェクト 第3シーズン突入

          「長南町 多様性の森プロジェクト」と題して、毎冬、荒れた杉林の整備・間伐をして、今年で3年目。 先月から新規の杉林の整備に入る。ヤブ化して倒木だらけになると、伐倒するまでの整備が一手間と二手間もかかる。 そして今週、新月伐採に入り始める。 ーーーーー 戦後の日本、『拡大造林政策』というのがあった。苗木を植えるだけで補助金がもらえたという。 その政策にのり、こぞって植えられたという杉が、長南の里山にも、これでもか!ってくらい、たくさんある。 時代が変わって、杉は必要

          長南町 多様性の森プロジェクト 第3シーズン突入

          2023年11月27日(月) 長南町 多様性の森プロジェクト2023-⑦ 製材その2

          11/27(月)、お世話になっている隣町の製材所にて、昨年新月伐採した丸太を製材。 今回、丸1日、製材に付き合わせてもらった。 木はモノではない。その木がどのように育って、どのようなクセを持っているのかを見極め、丸太を製材する。 製材はとても奥が深く、ただ規定のサイズに挽けば良いというものではないということを、改めて身に沁みました。 特に陽疾(あて)材といって、風を常に受けるような状態で育った木は常に風に抵抗しているため、内部に抵抗力の強い組織ができている。陽疾(あて

          2023年11月27日(月) 長南町 多様性の森プロジェクト2023-⑦ 製材その2

          2023年6月12日 長南町 多様性の森プロジェクト2023-⑥ 製材

          ついに製材!

          2023年6月12日 長南町 多様性の森プロジェクト2023-⑥ 製材

          2023年5月31日 長南町 多様性の森プロジェクト2023-⑤ 搬出

          本日、昨冬の新月伐採材を製材場まで搬出しました。強力な助っ人たちが集まり、ユニック2台体制で、一気に運び出しました。 次はいよいよ製材です。大工の山本次郎さん(幾星霜)に簡易製材機ウッドマイザー( https://woodmizer.jp/ )で挽いてもらいます。小さな見学会を開こうと思いますので、また情報共有します。 ★小屋の学び舎2023 開校まで2ヶ月を切りました! 気になっている方、まずは6/24、6/25のガイダンスにご参加下さい。https://satoyui

          2023年5月31日 長南町 多様性の森プロジェクト2023-⑤ 搬出

          2023年5月5日 長南町 多様性の森プロジェクト2023-④ 集材

          集材2日目。今日もマジでツワモノたちが集結してくれました。 地湧きの杜の増田さんと、多古町地域おこし協力隊のタカさんは2日目で、慣れてトントンと集材をこなしてくれる。 そこに、人間ウインチの宗像さんと、ガンガン動ける玉ちゃん&ミスさんがが加わって、エンジンウインチなしでも物凄いエネルギーが発揮されました。 昔はこうやって、複数人が集まって爆発させるエネルギーが、重いものを動かす拠り所だったんだろうなあと、妙に感慨深くなりました。もう感謝でしかありません。 山口さん、え

          2023年5月5日 長南町 多様性の森プロジェクト2023-④ 集材

          2023年5月4日 長南町 多様性の森プロジェクト2023-③ 集材

          本日は集材1日目。今日もツワモノたちが多方面から集結してくれて、楽しく森作業ができました。 ある程度まではエンジンウインチを使い、最後どうしても人力で動かす必要がある現場。 100kgある丸太を人力で動かす・・・実はこれが楽しかったりもする

          2023年5月4日 長南町 多様性の森プロジェクト2023-③ 集材

          2023年4月25日 長南町 多様性の森プロジェクト 2023-② 採材 → 枝払い → 玉切り

          昨年11〜12月に新月伐採・葉枯らし乾燥していた杉を、採材 → 枝払い → 玉切りしました。 多古町地域おこし協力隊で林業しているタカさん、千葉県の林業就業支援講習を終えたカズさんが来てくれて、とっても助かりました 次はいよいよ集材です。5/3〜5/5あたりに少しやる予定です。 ★小屋の学び舎2023 IN 長南町 申込受付中!https://satoyui.jimdofree.com/koyanomanabiya2023/

          2023年4月25日 長南町 多様性の森プロジェクト 2023-② 採材 → 枝払い → 玉切り

          2022年11月〜12月 ① 新月伐採→葉枯し乾燥

          11/19、新しいフィールドで新月のテスト伐採。

          2022年11月〜12月 ① 新月伐採→葉枯し乾燥

          2022年11月 長南町 多様性の森プロジェクト 2023-⓪ 倒木処理

          【長南町 多様性の森プロジェクト 第2シーズン-①】 前回のフィールドに宿題を残しつつ、新フィールドへ。(宿題は必ずやります) 今回の杉林は元田んぼ。なだらかな地形で、歩く分には疲労がない。だけど、やはり長年手つかずの人工林なので、倒木盛りだくさん。 でも、僕らにとっては宝の山。 まずは倒木を救出しまくって、環境改善資材や小屋の材料として、送り出しています。

          2022年11月 長南町 多様性の森プロジェクト 2023-⓪ 倒木処理

          2022年8月5日 長南町 多様性の森プロジェクト12日目 ついに製材

          2021年末に新月伐採し、葉枯らし乾燥させ、夏前に集材した杉の木たちが、ついに製材されました。 地元の製材所の方が何度も、「木が良い!良い木だ!長南の木はいいね!」と連呼していたそうです。さらには「板にするのがもったいない」とまで。 長南町にも大量に植えられている杉・檜。 いろいろな事情からあまり利用されていませんが、実際はこんなにも宝物だということを、今一度知ることができました。 長南杉、果たしてブランドになるか・・・

          2022年8月5日 長南町 多様性の森プロジェクト12日目 ついに製材

          2022年7月15日 長南町 多様性の森プロジェクト11日目 新月材の皮むき

          ぬかるみの中で搬出したので、材に砂や泥がたくさんついていました。製材機の刃を痛めないために、皮むきをすることになりました。

          2022年7月15日 長南町 多様性の森プロジェクト11日目 新月材の皮むき

          2022年5月10日 長南町 多様性の森プロジェクト10日目

          今年は4月から5月にかけて雨が多く、なかなかユンボを入れられない状況。 なので、ユンボはあきらめ、ポータブルウインチで中段まで引っ張りあげることにしました。 中段から道路まではポータブルウインチのアンカーがないため、ここで池田木材さんにユニックのヘルプを呼ぶ。

          2022年5月10日 長南町 多様性の森プロジェクト10日目