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2023年11月27日(月) 長南町 多様性の森プロジェクト2023-⑦ 製材その2


売れないような材も挽いてみると、
けっこう良かったりする。 もちろん溝腐れがひどくて、構造材としては厳しいのもありました。
あて材。漢字だと「陽疾」と書くという。この挽いた時の目の個性を見れて良かった。
挽いた時の目、ひとつひとつが愛おしい
新月材!予め取りたい材を伝えて、あとはお任せで挽いてもらった。野地板、垂木なども無駄なくとってもらった。

11/27(月)、お世話になっている隣町の製材所にて、昨年新月伐採した丸太を製材。

今回、丸1日、製材に付き合わせてもらった。

木はモノではない。その木がどのように育って、どのようなクセを持っているのかを見極め、丸太を製材する。

製材はとても奥が深く、ただ規定のサイズに挽けば良いというものではないということを、改めて身に沁みました。

特に陽疾(あて)材といって、風を常に受けるような状態で育った木は常に風に抵抗しているため、内部に抵抗力の強い組織ができている。陽疾(あて)材を挽いた瞬間から曲がっていく様は、その木の育ちをまざまざと感じました。

そんな木の特徴やクセを掴んで、材を挽いてくれる製材所が、あちこちで廃業してるという。

それは林業の衰退と同じで地域材が使われなくなったから。特に千葉は顕著。

木は身近にあるのに、遠くの材木、時には外国から運ばれてきた材木の方が安いという現実がそれを助長している。それが里山の荒廃にも繋がる。

やはり地域の木を使う風土を取り戻すということが、大事だと思った1日でした。

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