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春のお茶碗*ツバキキンカクチャワンタケ

チャワンタケのなかまは、その名の通りお茶碗の形をしています。たくさん種類があるのですが、その中でも特に見つけやすいのがツバキキンカクチャワンタケ。
長い名前ですね、分解してみましょう。椿・菌核・茶碗・茸です。落ちた椿の花に菌核を作るチャワンタケなのでこの名前がつきました。きのこ好きのあいだでは略してツバキンって呼びます。

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椿の花が咲くころ、早春に椿の樹下で見つけられるきのこです。とっても小さいですが、出る場所が分かりやすいのですぐに見つかると思います。落ちた椿の花に寄生するので、あまりきれいに掃除されすぎていると出ません。ある程度花や葉が落ちても放置されているところがいいでしょう。


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椿のほかに早咲きの桜が近くにあったので、桜に埋もれた写真が撮れました。春らしくていいですね。


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椿にはいろいろな品種がありますから、こうしてさまざまな色の椿と撮れるのが楽しいところです。ちょうどいい場所に花が落ちていなかったら、引っ張ってきていい感じに置いてヤラセ写真を撮りましょう(笑)
お花と一緒に撮ることで、華やかだし、何のきのこかわかりやすく、大きさもわかって、良いことづくめなのです。

椿のなかまのサザンカの下でも見ることがありますが、そちらはとても稀です。ほとんどが椿に出るきのこなので、間違えてサザンカの樹下を探さないようご注意を。

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