木実

日々のこと。好きなこと。頭と心の真ん中の方。

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最近の記事

少年、少女

もう少しで29歳になる。 高校の頃に書いたライフプランでは26歳くらいにけっこんして、28歳にはこどもがいるはずだったから、既に自分が思い描いた未来は来なかったことになるのだけれど、それでも、刻一刻と、「30歳」「30代」は目の前にやって来ていて、少しうんざりする。 こんな時代、今は、きっと、もっと自由なはずだ。 時代に関係なく、無限の選択肢の中から、何を選ぶのも自由で、時に、偶然のタイミングが重なったりして、それが人生になっていく。 そして、今、その選択肢の幅広さをより

    • 救われたいという感情について

      最近、「祈り」という言葉をTwitterで見かけて、 私に必要なものかをそっと確認しながら、そうでは無いな、と続きそうな思考を止めた。 救いを求めたくなることがある。 仲間に、職場に、会社に、制度に、或いは、人に。 会社もそこにあるのは多くの人であるはずなのに、まるでひとつのしそうであるかのように、様々なことを見て見ぬふりをされるのはいかがなものだろうか。 また、ある制度に関する怒りを、目の前の人間にぶつけてこられた場合、怒っている当人は人に対して怒りをぶつけている、と

      • いつか作りたい場所の話

        わたしのSNSをフォローしてくださっている人は聞き飽きているかもしれないが、私の夢は「縁側カフェ」を作ることだ。 あまり無理はしたくないので時間は絞るかもしれないし、休みの日程も多分作る。その休みの日は「誰かの貸切」になるかもしれないし、「大切な日を残していく日」にするのかもしれない。 縁側カフェには本も置きたいな〜と思っている。私がご飯を食べながら本を読めるほど器用じゃない(絶対によごす)ので、食事が来るまでの待ち時間だとか、食事を終えた後に本を読んで欲しいな、という思

        • 自信が無い話

          なぜ?と聞かれると困るが、 私はいつだって自信が無い。 お金をかけた習い事をしなかったからだろうか。 興味もないのに中学校で卓球部に入ったからだろうか。 生徒会に入らなかったからだろうか。 いや、入れなかったから、だろうか。 役者に憧れて演劇部にいたのに、今全く別の仕事を選んでいるからだろうか。 それともその頃音響や照明の知識をつけられなかったからだろうか。 公務員試験を受けるのを最初から諦めていたからだろうか。 答えの場所はとてもシンプルで、 きっと、どれも

        少年、少女

          ものがたりを纏うこと─ひとつのブランドの終わりによせて─

          大好きなファッションブランドが7月末に完結した。 「TOKYO RETRO」をキーワードとし、ヴィンテージアイテムと、それらから着想を得た「タイトルとストーリー」のあるオリジナルアイテムを販売する、原宿にある小さなお店、「LEBECCA boutique」。 そのはじまりはうっすらSNSで眺めていただけなのに、まさか、終わりのときにこんなにも私が大きな悲しみを背負うことなんて全く想像していなかったし、このブランドの服を纏うようになった2年前、2年後にはこのブランドから新しい

          ものがたりを纏うこと─ひとつのブランドの終わりによせて─

          グレショー 「銀河鉄道の夜」3週目を終えて

          関東に住んでいるので、どうしても関西の方との観る時間に30分差があって、その間になんとなくハッシュタグを辿ると、目に映るのは「大晴かわいい」という感想ばかりだった。 先週クローズアップされていたのは、主役のジョバンニとカンパネルラを演じる正門さんと大晴くん。外部での舞台に取り組み、ドラマにも出演するなどお芝居の仕事をいくつか経験した上で舞台に立つ正門くんと、正門くんと比べるとまだまだこれから成長していくであろう大晴くん。そんなふたりが真剣にお芝居に向き合っていることをみんな

          グレショー 「銀河鉄道の夜」3週目を終えて

          ファッションレボリューションウイークに

          4/17、初めて自分の働く図書館でイベントを行った。企画も運営も初。 絶対この経験忘れんなよ、という自分への戒めも込めて今の気持ちを書きたい。 私がファッションレボリューションを知ったのは、たぶん、というか、絶対、えるさんやLEBECCA boutiqueがきっかけだ。 だから図書館で働くことが決まり、これまで以上にえるさんのことを追うことが増えてからはイベントにお呼びする、というのがひとつの目標になっていた。 ファッションレボリューションに関しては以下のファッションレ

          ファッションレボリューションウイークに

          私とものがたりの関係性について

          私は本が好きだった。 今も好きだ。 だけども、私は読書家では無い。多分。 読書家には笑われそうだけど、これは私の中に確実に同居している感情だ。 小学校。いつの間にか、男子とは下の名前で呼び合わなくなり、私が男の子を下の名前でまだ呼んでいるのを見た女子たちは何故か私を名字で呼び始めた。あからさまに生まれる距離。どうでもいいけど、寂しかった。学年が上がる度に友達が少なくなる感覚。実際仲のいい人と別のクラスになることも多かったのだけど、それだけが理由じゃなく、まるでそれが当

          私とものがたりの関係性について

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          【withコロナ 「アパレル業界はどう変わるか」U30の視点】イベントレポート

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          人肌程度のぬるま湯のような

          太陽のような人と月のような人、どっちが好き?と訊かれると今の私はきっと困るだろう。 ここから、多分感覚的すぎて人に伝わらない話をしていくことになる。矛盾だらけ。不可解な日本語だらけ。でもそれが今の私の考えなのだから、今日はそれを記していこうと思う。 私は刺激が苦手だ。 刺激的な毎日も、時々なら、それはそれは刺激的で興味深い体験になるのだが、繰り返し必要だとは思わない。 だから、暑苦しい人も苦手だし、冷酷な人も苦手だ。自分の口数が少ないから、勝手に冷たい人と相性が良いよ

          人肌程度のぬるま湯のような

          24年のこと

          自己紹介はしたけれど。 もっと詳しく振り返ってみよう。 未来の私のためのノートだから、 今日までの過去を振り返ろう。 小さい頃からずっと人見知りだった 特別嫌われていた記憶もないけれど、 仲良しな友達との記憶もあまりなくて、 友達が仲良く遊んでいる輪に入っていくのが 苦手だった。 走るのが遅いから鬼ごっこも苦手。 話すのが苦手だからおままごとも苦手。 でもひとりでいたいわけじゃないから、 なんとなく、工作や粘土遊びをしている グループへ逃げていたのは

          24年のこと