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#読書感想文
『成瀬は天下を取りにいく』の成瀬と自分が似てる
「私Vtuberになろう」
と思い立ってデビューし、配信開始から3ヶ月で
「やっぱり難しかったわ」
と言ってやめた私は、成瀬の突拍子もない思いつきの行動力に何となく近いものを感じた。
違うのは、成瀬は私よりやや前向きで落ち着いているところだろうか。
M-1グランプリでの結果が一次予選敗退でも、M-1グランプリに出場したと言えることを前向きに捉えていた。
次の年は違うことをしたくなってるから続ける
文化人類学専攻なのに、全く詳しくなくてやばい
『人類は衰退しました』を久しぶりに読み返した『人類は衰退しました』は私の人生のバイブルである。エヴァンゲリオンと言ってもいい。(ちなむと、エヴァンゲリオンはギリシャ語で「良い知らせ」という意味らしい。つまり福音。)
小学三年の時にはユーモア溢れる文体と知識量の豊富さに憧れた。
大学受験時には専攻を「わたし」ちゃんと同じ文化人類学にするほど、影響を受けている。
そして今日あらためて一巻を読み返し
幸せを集めるより苦痛を避けた方が幸福になれる
人間はとにかく幸せになりたがる。
「人が生まれたのは幸せになるためだ」とかいう台詞も存在するくらい。
ショーペンハウアーによれば、この幸福を積極的に求めることに意味はない。
ここでの幸福とは、華々しい成功とか、富とか名声とか、とても楽しいという感覚とか、世間一般に幸せとされているものだと考えれば良い。
ショーペンハウアーはこの幸福を「享楽」と言い表してもいた。
以下、ここでもそうした成功を享楽と