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情報発信力を鍛えるなら、『写経』がオススメ

 自宅生活での時間が増え、情報発信やアウトプットに取り組みたいと思っている人は多いはず。

 ただ、「自分には発信するこれといった情報がない」、「人に読んでもらえるほど良い文章が書けない・・」と思っている人に、まずオススメしたいアウトプット訓練が「写経」です。

 写経は限りなくアウトプットに近い、質の高いインプットです。

 写経と言っても、般若心境の硬い文章を書き写すのではなく、あなたが好きな作家さんの文章を書き写す。それだけです。

 かくいう私も、最近久しぶりに毎日写経をするようになりました。まだ始めて数日ですが、写経で得ることは多いですね。今日は、私が全人類に「写経」をオススメする理由とポイントをまとめます。

そもそも、情報発信力とは?

そもそも情報発信力とは何でしょうか?

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 情報発信力は読んで字のごとく、情報価値×伝え方(発信力)の掛け合わせで決まるもの。

情報発信をするには、そもそも何かしら有益な情報を持っておく必要があります。それは希少なデータでも、思考力や視点でもかまいません。

 また、これらの情報は「伝える力」がないと、誰にも届きません。極端は話、100の情報価値を持っていても、発信力が0なら、情報発信力はゼロ。この公式は掛け算ですから。

 そして、今日オススメする写経は、情報価値、発信力のどちらもを鍛えることに繋がります。マジです。

✓発信者視点で著者の思考をトレースできる

  写経の一番良いところは、「自分がその文章を書いた気になる」ところだと思います。もちろん、良い意味で、です。

 読書は他人の人生を追体験できると言いますが、写経をすると著者の思考まで疑似体験できるようになります。読書の段階では、情報の受け手レベルにとどまりますが、写経をしていると、一時的に情報発信をする側にまわるのです(たとえ錯覚でも)。

 騙されたと思って一度やってみてください。自分が尊敬する作家の文章を真似て描いてみる。すると、作家の視点に立て、擬似的にせよ思考をトレースすることができます。

これが、写経を通じて、自分の情報価値を伸ばせる理由です。

✓良い文章の構成を知る

 良い文章から学べることは、その構成です。すべての文章は、情報のプロットを線で繋いだもの。情報を繋ぐ過程で肉付けし、文章は完成します。

逆にいうと、その肉付けをそぎ落とすと、端的な情報の点がいくつか浮かび上がってきます。

たとえば肉付けがそぎ落とされた文章は、「問題」→「現状整理」→「課題」→「解決策」→「具体案とスケジュール」のような感じで、文章がシンプルな構成となって見えてきます。

 写経をしていると、良い文章の構成が見えてくるんですね。自分で文章をマネて打ち込みながら、次に来る文章を予測してみる。それを繰り返していくうちに、「次はこんな情報を与えるのか」「ここでこんな肉付けをするのか」などが見えてきます。

✓良い文章のリズムを知る

 次に、良い文章を写経していると、コトバのリズムが少しずつ身に染みてきます。(言うは易しで、私が最も苦手とすることです。)

 というのも、読みやすい文章、人をくぎ付けにする、引き込ませる文章というのはリズムがとても良いんですよね。タイミングよく息づきができ、読んでいて疲れない。読み手に負荷をかけない文章は、とても大切だと思います。

 ※普段読み手のポジションにいると気づかないのですが、いざ文章を書いてみると、いかに書籍の文章が洗練されているのか分かります。

 リズムは主観的なもので、身体を通じて体感するものなので、あまり深くは書かないでおきます(笑)ただ、「良い文章のリズムを得る」って大事ですよ、マジで!

 写経を始める方法

 わざわざ紹介するまでもありませんが、写経の方法を簡単にお伝えします。

STEP1:好きな文章・作家さんを見つける
STEP2:毎日時間を見つけて文章を打ち込む

以上です!!(笑) 

 これだと味気ないので、私のオススメの写経法をオススメします。できるだけ苦痛を避け、継続できるよう「自分が尊敬する方で、かつ短い文章を選こと」です。

【雑談】僕が写経をしている作家さんをご紹介

 今私が写経をしているのは、松浦弥太郎さんのエッセイと高城剛さんのメルマガです。松浦弥太郎さんはどの文章にも体温があり、いつか自分もこんな文章を書けるようになりたいなと思いながら毎日写経しています。あと、どのエッセイも見開き1,2Pで、1日5分で終わるのも良いところ。

  高城剛さんは、視野が非常に広いこと、モノゴト見る切り口が斬新なこと、そして伝え方がお上手で、どれも自分の能力として手に入れたいと思っているので、こっそりメルマガを写経しています。情報は読むのもいいのですが、自分で書いてみるほうがより血肉にできると思います。

 余談ですが、ブランド人こと田端さんも高城剛ファンだそう。このyoutubeを見て、勝手に親近感を湧きました。

 あまり人には教えたくないのですが、高城剛さんのメルマガもオススメです。

 最後は、だいぶ話がそれてしまいました。

まとめると、今日は情報発信力を鍛えたいなら、写経がオススメだよという話でした。

✓発信者視点で著者の思考をトレースできる
✓良い文章の構成を知る
✓良い文章のリズムを知る

と、写経をすると良いコト尽くしなので、ぜひぜひトライしてみてください。在宅で時間を持て余しているあなた、情報発信に挑戦したい方の入門にオススメです!

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