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月見だけど満月じゃなくて、無言だけれど無音じゃない


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15日イコール十五夜、満月、という単純な思考回路でマックに行き、これを買ってきた。

でも、お天気が不安定なのを差し引いても全然空は明るくないし、まわりでも全然そんな話題が出てないな、、、と思ってこっそりググッてみたら

あらら、今年の中秋の名月はなんと10月1日だそうですよ。全然月見じゃないし。めっちゃフライングやん。

天候不順で空を見て確かめる術はなかった訳なのだけれども、どうしたわたし。
疲れているのだな、やはり。


今日の空は雲が多かったし(雨も降りそうだったし)どちらかというと俯きがちに歩いてしまっていたので「月を見て心が上を向く」ということはなかったけれども、かわりに耳を澄ましながら帰ってきた。

今はワイヤレスのイヤフォンとか、雑音カットとか、いろいろすごいのが流行っているみたいで、歩きながら耳にはめている人もたくさんいるけれど、わたしはどうしても歩きながら音楽を聴く、という行為が好きになれない。(歩きではない長時間の移動の際などにはたまに聴くこともあるけれど、そういうときも別に音質がどうとかはあまり気にしてなくて、むしろ騒々しい電車の音とかとミックスしてるくらいがちょうどよく感じたりする)世の中に今流れている音をなんとなく浴びていたい、という気持ちがあるのかもしれない。

雑音と言えばそうなのかもしれないのだけれど、世の中に溢れている音は、なかなかそれだけでエモかったりもするのだ。

あれだけ蝉の声が騒々しかったのに、もう今は秋の虫の大合唱。虫たちはびっくりするほど季節をちゃんとわかっている。いつまで夏なのか、もう秋なのか、誰かに決めてもらわないとわからないのは人間だけなのねきっと。


しんとした部屋のなかで、月を思いながら久しぶりの月見バーガーをもくもくもぐもぐ。


二週間後、満月の頃はもうすっかり秋本番かな。空が澄んでいたら、月を見上げながら車が行きかう中でも途切れることのない虫の声をきいて、どっぷり秋に染まりたいと思う。


ーーとりあえず今夜はものすごく眠たいな



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