今夜のお菓子
ブルボンからいろいろ出ているお菓子が好きです。
ついつい食べ過ぎてはパリパリで口のなかを怪我しそうになるルマンド、
意外と本数が少なくてあっという間に食べてしまうバームロール、ブラックコーヒーのお供にはべらせるのに最高なホワイトロリータ、、、どれもみんな好き。しかも、みんなロングセラーで変わらぬ味がそこにある、ってレガシーを感じられるのもよい。
この記事、なんと5年前だし!
昔々からほんと多くの人に愛されてるのだなぁって思う。
そんななかで、これはあんまり売ってないこともあり、久しぶりに買ったのだけれども。
この、エリーゼって昔おばあちゃん家に行くと必ずあったのを覚えてる。北海道ミルク味だったかどうかは定かではないのだけれど、チョコ味でなくてホワイトチョコベースだったのと、赤いパッケージだったことはわたしの脳内に鮮やかに刷り込まれている。おばあちゃんが食べているところはあまり記憶にないのだけれど、でもおばあちゃん家にはいつもこれがあった。そして、わたしも特にこれが大好きという訳ではなかった(おいしいのは間違いないけれど、子供としてはウエハースってなんとなく物足りないというか、ふつうのクッキーとかマーブルチョコとかのほうが華やかだし好きだった)し、なんとなく地味な脇役感がすごくあったのだけれど、でもそうはいってもふつうにおいしいのでぱくぱく食べていた。(われながらゲンキンな子供だわ)
今思えば、孫(わたし)が遊びに来るからと買っておいてくれてたのかもしれないのだけれど、なぜほかのいろんなお菓子にまざっていつもこれがレギュラーだったのかはわからない。ちなみにわたしの母はブルボンのお菓子のなかでもこれは好きなほうではなかった。(バームロールかルーベラかレーズンサンド派)おばあちゃんが自分自身でこれを選んで買っていたのかどうかはわからないけれど、実の娘(母)もそこまで好きでなかったのに、じゃあなぜいつもおばあちゃん家にあったのか、余計に気になってしまった。誰かほかに好きな人がいたのかなぁ、、、
もしかしてもしかすると、幼い私が赤いパッケージと優しい味わいで一番最初にこれを食べた時にすごく喜んだのを見て、それがおばあちゃん側に刷り込まれていた、なんてこともあるのかなとふっと思った。わたしの勝手な思い込みかもしれないし、おばあちゃんはだいぶ前に他界してしまったので、今となってはもう真相はわからないのだけれど、、、
そんなこんなで、なんだか懐かしくて感慨深くて、久々に手に取ってみたこのお菓子。相変わらず、甘くてやわらかくて優しい味。そっか、きっとこれがエリーゼのよさなんだなぁとしみじみ。
あ、もしかしたらわたしが好きなブルボンのお菓子内で、エリーゼの順位上がったかも?なんて思いながら雨音をBGMに味わいつつ、しみじみ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?