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ほんのり宙ぶらりんの涼しさ

最近、寝る時にベッドから脚をはみ出させるのがクセになっている。
はみ出させる、というのもなんだか変な表現だが、つまりは、片足の膝から下を宙に浮いている状態にして眠りにつくのだ。

ちょっと不安定な状態ではあるのだけれど、その“どこにも触れてない状態”が妙に心地よくて、ぷら〜んとさせているといつしか眠りについている。朝になると両足ともにベッドの上に戻って身体ごとまっすぐになっているので、いつ安定した状態に戻っているのかはわからないが、眠りに落ちる寸前までは片足は確実に空中にある。

冬だったら爪先が冷たくなってしまうのでそんなこと絶対できないのだけれど、夏こその開放感がそうさせるのか、気づけばそのスタイルがすっかり定着してしまった。最初は、なんとなく落ちそうで足首から先までをちょっと出しているだけだったのが、落ちないとわかってからはどんどん大胆になった。そういえばわたしは寝相がいいのだ。だから大丈夫って思いながら横になると、できる限り脚が宙に浮いている部分が多くなるように身体をずらして眠るようになった。

脚ではなくて腕をはみ出させるのもやってみたのだけれど、そちらはあまりうまくゆかなかった。というか、肘から先がだんだん痺れてきてむしろ眠れなくなった。それなのに脚だと痺れたり不快になるようなことはないのが自分でも不思議。
両足首をベッドからはみ出させてみる形なども試してみたのだが、“ト”の字みたいに(このたとえわかるかしら?)片足をできる限りはみ出させるのがわたしには一番しっくりきている。

この寝方だと、なんとなく暑さが和らぐような気がする。もしモノ好きな方がいたら(お布団の人はできないけれど)、是非試してほしいなと思う。

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