チョコレートポリスになりすぎない
こんにちは、1カ月に2キロのチョコレートを食べているショコラリスト®︎サユリです。
最近のカカオ豆高騰を考えると、チョコレート選びも悩ましくなります。
日本は特にチョコレート菓子のファストファッション化が顕著で、誠実なチョコレートとは?問いかけたくなります。
でも、だからと言って、チョコレートの持つマジカルな魅力や恋する気分、そして遊び心を切り捨てるなわけにもいきません。
バレンタインシーズンは豪華で華やかなチョコレートが主役になりがち。確かにこの時期、私もシンプルで実直な体に良いチョコレートは後回しにしちゃっています。ごめんなさい。
でもね、ユーモアのないチョコレートは、恋をしない乙女と同じ。
フェアトレードでオーガニックのチョコレートが全て正解というわけでもありません。
遊び心、必要ですよね。
こちらは毎年人気のセバスチャン・ブイエ🇫🇷のルージュとチークのコスメ型チョコレート。
セバスチャン・ブイエはでフランスMOFの資格を取得した後、2004年にはトップパティシエの組織ルレ・デセール協会に当時、最年少で入会。美食の町リヨン出身の気鋭のショコラティエでパティシエ。親日家でも知られています。
2021年フランス🇫🇷マクロン大統領の晩餐会ではデセールを担当。
彼の創るショコラは本当にグルマンでキュート。一瞬で女子の心を鷲掴んでしまいます。
このコスメ型ショコラは、毎年完売の人気商品。
たぶん私は自分では買わないけど、もらう可能性もなかったので、まぁ市場調査とターゲット層の消費者心理を知るために……お試し買いしました。
食べるのがもったいなくて、しばらく飾っておいたのですが、賞味期限間近なので、慌てて頂きました。
着色料の赤40と赤102が入ってるし、オーガニックママは絶対に買わない。そんなママはお祭りに行っても子供に🍧かき氷も買わないでしょう。
はい、わたしも息子が幼い頃、カキ氷を買いませんでした。
でも、それってお祭りを全然楽しめていない。
そう考えてからは、息子にお小遣いを渡し、彼の判断に任せることにしました。
もちろん、息子は大喜びでカキ氷を食べましたよ。舌を着色料で真っ赤にして……
いつもではないし、年に数回のこと。
しかも楽しかった想い出は一生モノ。
なので、チョコレートの良し悪しをジャッジし過ぎず、でも世界への目配りも忘れずに、楽しみながら味わっていきたいと思うこの頃です。
最後に
いつまでもチョコレートに魅せられた童心を忘れないセバスチャンの言葉を紹介しますね。
ショコラは創造性と驚きを与えてくれるわたしのお気に入りの素材です。
ーーーーセバスチャン・ブイエ
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