チェリーと焼き芋の甘さをもつ乙女の涙(トマト)に出会いました
「乙女の涙」という、もの凄く気になる名前のトマトに出会いました。
えぇ…涙って、君、赤いじゃない。
乙女の涙は血の涙なの……?
もう気になって気になって…気が付いたら買い物カゴの中にいました。
図々しい乙女め!
なるほどこの独特な形が涙のようだと。
真っ赤な色も艶やかさも、見る人を魅了します。
断面はこんな感じ。
さて、ちょっとお高いトマトだったので、どうやって食べようか思案しました。
美味しいトマトは、火を加えたりしないで生で食べるのが良いだろうな。
チーズディップ?味噌マヨなんかにつけても美味しいかなー。
考えながら、一粒味見でパクリとつまみ食い。
⁉
一瞬、自分が何を食べたのか分かりませんでした。
さくらんぼ!?凄く、甘い!
それはまさしくフルーツの甘さです。
お、美味しすぎる……。
チーズにディップとか、邪道すぎる!
これは生で食べるのが一番なんだ!
しかし、ネットで商品の説明を見ていたらとんでもない記述が。
おすすめの食べ方
すべてヘタを除けて収穫しているので、そのまま洗ってお召し上がりください。生食でお召し上がりいただく他、オリーブオイルなどでしっかり加熱調理すると焼き芋のような甘みがでて、また違ったおいしさが楽しめます。
おい待て、焼き芋…だと?
こいつは、いや、この方はトマト様だぞ?
オリーブオイルで加熱したくらいで焼き芋に変わるか!
やってみました。
…!?
まずね、香りがちょっと焼き芋っぽい。
流石に食感が違い過ぎるので食べて「焼き芋だ!」にはなりませんが、
焼き芋の甘さっていうのは、分かる。分かってしまう。
このトマトなら、トマト嫌いの子どもも喜んで買うに違いありませんが、あまりお勧めはしません。
(なぜなら、わりと値段が高いから…。)
乙女の涙に頼ってしか生きれない子どもに育てたら駄目です!
でも成長して、乙女の涙の深みを知った頃に食べると本当に感動します。
自分の知っているトマトと違う!と。
世界が広がった感じがします。
素敵なトマトに出会いました。
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