対おいしい大作戦。イタリアンでパスタを見ない~カッフェ・クラシカ~
イタリアン。
パスタが食べたい。ドルチェも食べたい。
でも、両方食べたら明らかにカロリーオーバーなんだよなあ…。
美味しい世界は、本当に困りものである。
それならば、悩む種は隠してしまえ。
カフェタイムにカフェ利用で入れば、スイーツとドリンクのメニューだけ渡される。
そう、そこはパスタが美味しいイタリアンではなく、スイーツが美味しいお店なのだ。
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改札内ワールドといえば、東京駅が筆頭、続いて品川駅も有名である。
品川駅には、改札内にも美味しいスイーツのショップや飲食店が数多くある。
coneri(こねり)という、うなぎパイの春華堂が手掛けるパイ専門店。
ブラブラとスイーツを見ていたら、試食にどうぞ、とくれた。
1粒、1欠片だったり、袋が開いた状態で渡されたらその場で食べるんだけどね。
袋丸ごと1本・・・。
これは、どうするのが正解なのでしょう?
マスクを外して、その場でボリボリ食べる?
それとも持ち帰って良いの???
受け取ってしまった後、店員さんが他のお客さんの接客に離れたから、スッとその場を立ち去った。
後で、ゆっくりといただこう。
そして、「品川駅 カフェ」と検索して、人気だったあのお店に向かう。
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カッフェ・クラシカ
1日に38万人もの人が利用する品川駅、駅構内エキュートの2階にイタリアン「カッフェクラシカ」はあります。駅の雑踏をよそに、お店に入ると温かみのある気持ちの良い空間が待っています。オープンキッチンと40席の店内、ランチ・カフェ・パスタ・ワイン・ディナー・アラカルト・ドルチェ・グラッパ、ここには美味しい、イタリアの全てが揃っています。「まるでエキナカじゃないみたい」が一番の褒め言葉、便利と快適を両立すべく、スタッフ一同今日も笑顔でお迎えします!
足を踏み入れると、確かに別世界。
エキナカとはとても思えない、広々としたワインバルみたい雰囲気だ。
メニューは・・・
ようし、スイーツのみだ。
スイーツを食べよう。
裏面にもっと豊富なメニューが記載されているけれど、その中の3種が写真と説明付きでピッアップされている。
・パンナコッタとラズベリーのスープ
・お米のトルタ
・ジャンドゥイアのテリーヌ
日本的には、ちょっと変化球。
パンナコッタ・・・え?スープなん????
スイーツだよね?お米って・・・え?
上2つの方が変わり種ではあって気になるけれど、
ちょっとやめてよこのワード「ジャンドゥイア」。
破壊力が凄い。ハイパー魅力を増し増しする言葉である。
慣れ親しんだ記載は「ジャンドゥーヤ」だよね。
大好きだけれど、「ドゥ」のあたりが自信無くて、いつも検索してから入力する本当に困った言葉だ。
ジャンドゥイアのテリーヌ
大皿に美しく盛り付けられている。
これコーヒー付きの「ドルチェセット」950円だけど大丈夫???
どうみても1,300円はするデセールである。
満足度、お高い。
ヘーゼルナッツペーストとチョコレートを合わせた「ジャンドゥイア」、そんな罪深いテリーヌにフォークを突き立てる。
うおぉぉぉ、このどっしり感、最高!
あまりに濃厚で、1口食べる毎にフォークを置いて、フゥ~としばらく余韻に浸っていられる。
スイーツで時々糖分補給をしつつ読書をしたりするのに良い。
この激甘濃厚テリーヌだけドンと提供されたら、流石に後半、胃もたれしていたかもしれない。
けれど、ここがイタリアンならではの創意工夫なのか。
三分の一は、バケットラスク?みたいな生地になっている。
パンにたっぷりヘーゼルナッツペーストを塗っているようなものだ。
至福しかない。
そしてラズベリーソースやキャラメリゼしたヘーゼルナッツ、生クリームを合わせながら、食べ進める。
ビックリする程、最後まで美味しくいただけた。
お水に氷がたっぷりなのも、地味に嬉しい。
いつまでも冷たい水で喉を潤せる。
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スイーツが美味しい、
水が美味しい、
雰囲気が良い、
接客が丁寧
・・・こういうお店は、料理も美味しいのだ。
スイーツに集中するためパスタを避けたのに。
正体を隠したが故に、より一層美味しそうに感じてしまう。
美味しいが溢れるお店は本当に、幸せで困る。
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