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幸せな記憶。喫茶店。記憶を辿って引き出して。

4月13日。
昨日は「喫茶店の日」だったんだってね。

しまったなあ。
喫茶店好きを語りながら、す~っぽりと頭から抜けていたよ。

今から130年以上も昔。
1888年4月13日。
東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業にしたことから、その日を記念日に制定した、らしい。

知らんがな。

私が今150歳くらいなら、「懐かしいのぉ」なんてシミジミと祝福できたかもしれないけどね。
残念無念、私にとっては歴史のひとかけら。
「いい国つくろう鎌倉幕府」と大して変わらないのだ。

11月11日がポッキー&プリッツの日!とかの方がよっぽど分かりやすい。

とはいえ。
それでもやっぱりね。
大好きな分野の記念日って、それがたとえ、誰かから教えられた単なる数字にすぎずとも、大切にしたい気持ちもあるのだ。

そんなわけで、本日は素敵な喫茶店について語ろう。

私の東京喫茶店巡りはもう5年を超えるけれど、写真で綺麗に残し始めたのは一昨年くらいから。
その中で、どんなお店が好きかは以前のnoteで十二分に語っているのでダブってしまうものも多いのだけれど。

好きな話って、何度でもしたいんだ。

職場では、オジサマたちの過去の英雄譚をニコニコと幾度でも聞くから。
noteの私の部屋では、私の好きなお店を何度でも自慢したって良いよね?

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茶亭 羽當

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東京の喫茶店といえば外せない、このお店。
食器も可愛かろう?

最初の頃は、お値段にちょっとビビったけれど。
今は、この世界観と美味しい珈琲とともに過ごす時間に対して適正価格であることを知っている。

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喫茶店らしい魅力を詰め込めるだけ詰め込んだ空間。

昔ながらの喫茶店友路有

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喫茶店のガッツリ系メニュー。
私はスイーツ中心なので、この時は珍しい選択をしたのだけれど。
美味し過ぎて、1口食べる度に「うまっ!」って言葉が口から飛び出した。

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このメニュー表の装いがまた最高。

多奈加亭

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吉祥寺・喫茶店の代表格。
キラリナで気軽にケーキお持ち帰りできるようになったので、お店では食事系にすることが増えたなあ。

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喫茶半月

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雑誌でも度々紹介される、蔵前の喫茶店。
もっと厳か系喫茶かと思いきや、案外カジュアルに広々とした空間。
程よいアンティークに囲まれながら、落ち着いた時間が流れる。

カフェ・アンセーニュ・ ダングル

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可愛らしいカフェのイメージが強い自由が丘にある、レトロな空気漂うお店。

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このレンガ調な感じがたまらん!
窓の外すぐには電車が走り、シン・・・とし過ぎない。
純喫茶とカジュアル喫茶の雰囲気を合わせもったような雰囲気が丁度よい。

炭火焙煎珈琲・凛

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お上品な高級店ばかりかと思う銀座にも、意外と喫茶店は多い。
ここもそう。
和光でお洒落にランチ・・・を我慢して、もう一歩奥に進むと、静かに読書を楽しめるような、これまた素敵なお店に出会える。

カップとソーサーだけなら分かるけれど、スイーツのお皿までセットのデザインは珍しい!
クローバーで幸せな感じがする。

炭火焼珈琲 蔵

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池袋。サンシャインなんかがあるのと逆側に出ると、いくつか雰囲気ある静かな喫茶店に出会える。
目の前で滴り落ちるコーヒーの音を聴きながら飲む珈琲は、いっそう美味しく感じられる。

トゥジュール デビュテ

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スイーツと珈琲の味にも、雰囲気の良さにも、ここは感動したなあ。

カウンター席の端に座って、何もせずに只々静かに過ごすオジサン。
本の世界に没頭するお姉さん。

お客さんの姿も含めて、これぞ喫茶店...!と思わずときめいてしまう。

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この、細い階段を降りていくドキドキ感がまた、喫茶店の醍醐味のひとつだよね。

Cafe Tram

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備屋珈琲店

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恵比寿にある2つの人気なお店。
カフェとも喫茶店とも表現したくなる佇まいだ。
カジュアルかつ珈琲やスイーツ、そのレトロな世界観にもこだわりあるお店。

素多亜

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新宿伊勢丹脇にこんな素敵な純喫茶があるなんて驚き!

いやいや、でも新宿三丁目って確かに、3,4店くらい、これぞ喫茶店!みたいなお店に心当たりがあるような。

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最近気が付いたのだけれど、喫茶店巡りをしていると、時折このピンクの懐かしい電話ボックスに出会う。

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10店くらい挙げてみたけれど。
振り返ってみると、「あそこも良かったな!こっちも!!!」と記憶が連鎖的に蘇る。
まだまだ語り足りないけれど、今日も仕事に行かなければならないので、それはまた違う機会にしよう。

過ごしたあの時間は、その瞬間だけの幸せではない。
こうやって、大切に心の引き出しにしまって、時々取り出しては再び幸せを思い出す。
ずーっと昔の、奥の奥にしまいこんでいたいた引き出しを偶然開けることもあるけれど。
やっぱり何度も開く引き出しの方が、見つけやすく、スッと開く。
それに、中から出てくる記憶だって、より色鮮やかだ。

ここまで読んでくれた方は、きっと好きな喫茶店があるのかなと思います。
ちょっとだけ、目を瞑って、その時の感覚を思い出してみてはいかがでしょう。辛いことがあった時に、幸せな記憶の引き出しをいつでも見つけられるように。

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