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和と洋と。雪うさぎの可愛さには敵わない~Cafe 椿~

和菓子を食べに行ったはずだった。

美術館という場所にはちょこっと特別に思い入れがある。その世界に詳しいわけでは決してないのだけれど、しっとりと鑑賞を楽しむことが大学生の頃から好きだった。精通していないからこそ、素人だからこそ、西洋美術も日本画も近代芸術も特別にはこだわらず好きで。いや、ある程度は鳥獣戯画が好きとかモネの睡蓮が好きとかあるけどね。でもそれ以上に、美術館の雰囲気が好きだ。

そして、今更改めて言うまでもなく、言うけど、カフェが好きだ。

だからさ、美術館に併設のカフェなんて、惹かれないはずがない。
時々話に聞くと、いいなと思っていた。

気になりつつ行ったことが無かった、山種美術館にある「Cafe 椿」。

さて今日はどこに行こうかなと悩んでいた時、ふと脳裏をよぎった。
最近はなんとなく続けて和菓子の本を読んでいたからかな、限定の可愛い上生菓子を食べたいなと思ったんだ。

あ~ん、可愛い!!
これらのメニューが展開されていることは、事前にネットで調べて知っていた。可愛い。うん、今日はこれにしよう。
どれにするかは――、まあ、その場で決めよう。
理屈で悩んでも、全部可愛いから無理だもの。

だから、思わなんだよ……。
こんな、こんな「洋」のスイーツがあるなんて。

シンプルだ。

分かりやすい可愛さであれば、和菓子の方がやっぱり上かもしれない。
それに、限定感のある方がいいのでは?

でも…でも……この清らかな白いスイーツには、そういうアレコレを覆して、食べてみたいと思える魅力があった。

ほう……。
スイーツ、の前に、ちょっとセットドリンクの方に気を取られてしまう。
注文したのは「東方美人茶」。「ダイエット効果もある」という謳い文句にやられた。ケーキは比較的小さめだし、これでゼロキロカロリーだね☆

それはそうと…ん~~~~

ちらっ…。

透明なお湯は、「足す」用で合ってるよね。
間違ってない…よねっっっ!!!


さて。
気を取り直して。

雪うさぎ

トップのクリームが雪ウサギの耳を表現してるのかな。
「純粋」という言葉が似合う白に、ちょっとドキドキする。
小ぶりなサイズ感が、また可愛いのよ。

ひと口、スッと……。

そよ風に吹かれるように、薄く鋭く爽やかに吹き抜けるチーズの酸味と強いコク。
想像以上に、濃い!!!
いやでも…口当たりは、非常に軽い。ミルキーな、優しくフワリとした甘さもある。滑らかなチーズとふわふわスポンジは、あっという強い印象を残して、あっという間に口から消えて。気持ちの良い余韻を残す。

スポンジにもチーズにも、なんとコシヒカリの米粉を使用しているそう。
それと、ジャージー牛乳。

うんうん、繊細な、素材にしっかりと拘った風味、舌触りだもんね。

私の注文したすぐ後から、「本日チーズケーキはもう売り切れで」という声が飛び交うように。
ギリギリのタイミングだったのか。
惜しくも逃した御方、ごめんな。


予定外に洋スイーツになったけど、これは微塵も「あ~やっぱりあっちにしておけば」が無い満足感。

でも和スイーツの方もやっぱり気になるから、それはまたの機会に。

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