「今」の感情を未来に繋ぐ~インターコンチネンタル東京ベイ~
モグモグ...うん、美味しい!
感想のメモは後でいいや。
これだけ美味しいんだから、時が経ってもしっかり覚えてるに決まってるじゃん。
甘い!!!
そんなんだから、いつも頭の中に金平糖が飛んでるね、なんて言われるんだ。
いや言われたことは無い。
でもちょっと、飛んでたら楽しそうだななんて思ってしまう。
甘いは正義だ。
いや、そうじゃなくて。
大分前に、素敵なケーキを買った。
ね?素敵でしょう?
ケーキというのは何でも素敵かもしれないけれど、それにしたってコレは...素敵!!!
もちろん、美味しかった。
美味しかったのだけれど。
美味しすぎて、冒頭で書いた感じの現象に陥った。
「後で」の呪いにかかった。
で。時が経ってふと、写真を見ながら思い出そうとするわけなのだけれど。
あれ。意外と…記憶にモヤがかかってる部分が多いよ!?
戒めも含めて、
とりあえず書いておこうと思う。
これは、確か「ティラミス」。
ティラミス好きの人と一緒に見に行って、「えっ、これティラミスなの!?可愛い!!!」とキャッキャうふふと話して購入したから、ティラミス。
チョコレートで白・黒を表現してオセロ、みたいなの大好きなんだ。中二病だからね。
あと、中間色に茶色を入れる辺りも最高。
そして見立てているのは、花。フラワー。
最高ですね。
可愛い。
これは「フレジエ」
母の日の時に、結構ババーンと推されてたやつ。
可愛い。
苺と相性の良いピスタチオ。
淡い黄色と黄緑と赤色。それに白。
好き。
フレジエって、ショートケーキ的な洋菓子王道なイメージがあるのだけれど、ピスタチオの味わいやキルシュのほんのり大人な味わいで、なんだか新しいドキドキ感も楽しめる。
とにかくこちらは、上品な砂糖やクリーム、しっとりふんわりな生地で。
例えば「天にも昇るような」とでも表現したくなるような美味しさに悩殺された、そんな記憶がある。
これは、ちょっと有名なやつ。
「マロンラムレザン」
「グランメゾン東京」で登場して話題になった。
上のサクサク、でもしっとり柔らかなチュイルがとにかく凄い。
細くて繊細な味わいながらも、一口食べる毎に広がる甘い香りが凄い。
薄いチョコレートの中にそっと隠されたマロンとラムレーズンの世界。
断面はどんな風になってたっけ?
あーーー、断面切って撮っておけばよかった!
ちゃんとメモしておけば良かった!!!。
口の中に憶えている味わいもある。
当然、どんなに詳細に残しておこうと正確に思い出すことは不可能だ。
「美味しかった」という記憶は美化され、事実よりもさらに美味しく感じられたり。
それならそれで、良いと思う。
でも、「思い出せない」は悲しい。
だから、日記とかはずっと大切にされているんだと思う。
いくつか「その瞬間」に感じた感情のキーワードが残していたのなら、それを引き金に様々な記憶や感覚が思い起こされるもの。
このケーキを買った時。
それはパフェを食べに行った時だった。
ケーキのことを思い出そうとすると、同時にパフェの感動も蘇る。
そうやって、記憶は連鎖する。
「今」この瞬間の感情を、忘れないうちに。
未来の自分に繋いでいく。
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