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だから「可愛い」は強い~サブレミシェル~

「見た目よりも味重視」なんて、上級者っぽく言いたくなる。

しかしやはり、見た目も味も、両方大事なのだ。
美味しいことは当たり前の時代になった。
それが自分の心を満たし得る程のものなのか、全部購入して試せたらいいのだけれど。金銭や健康という尽きない懸念により、それは実現できない。
購入して食べられる量は、有限だ。

だからこそ後悔したくない。
そこで頼るのは、誰かの口コミ。
身近な人の薦めが一番強い。
次にメディア出演しているような、その業界で名を馳せている人の「美味しい」というお言葉。
好みは人それぞれなので、その他の人々の声ひとつひとつは小さい。届かない。それでも集団としての説得力は強い。
食べログで☆3くらいでも素敵なお店は沢山あるが、☆3.5を超えてくると、当たりを引く可能性は高くなる。

そして後は、その時の「自分」次第だ。
甘いものが欲しい、辛いものが食べたい。そんな気分にもよるだろう。
あるいは、見た目、コンセプト、世界観——そういうものが、心に突き刺さるか。
目的なく「何か良いもの無いかな~」とデパ地下を巡り歩いている時、思わず目を止め、足を止めてしまうような、何か。
美味しいが溢れる中で「購入」という行動まで繋げるためには、そういうとっかかりが必要だ。


サブレミシェル

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まぁ、惹かれたこと惹かれたこと。
中にクッキーの詰まった缶が、とんでもなく可愛らしかった。

「くれよんのくろくん」という絵本が好きだった。
色鮮やかなクレヨンたちは楽しくたくさん使ってもらえるのに、画用紙を汚くしてしまう黒だけは嫌われていた。
しかし、シャープペンお兄さんの作戦で、皆が描いた素敵な絵をくろくんが真っ黒に塗り潰してしまう。
それをシャープペンくんがガリガリと削っていくことで、黒の中に色鮮やかな絵が新たに誕生しましたとさ、めでたし。というお話。

だから、こういう色合いの絵には惹かれるのだ。

それだけじゃない。
中身も可愛い。

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缶のデザインは、シンガポールをイメージしたもの。
クッキーも、それにちなんだものになっている。

シンガポールだけではない。

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世界各国をテーマにしたクッキー缶。

好きな国で選ぶ?
訪れたことのある国?それともこれから行きたい、憧れの国?
あるいは食べたいクッキーで選ぶのかな?

なんならコンプリートしたいくらい可愛い。

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凄い、輪郭だけでちゃんと分かる。

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バター豊かな味わいに、それぞれの風味をフワリとまとって。
しっとりとサックリの絶妙なバランス。
バターの重みと食感や味わいの軽やかさが、凄く良い。

そして、どれを食べようかな、というワクワク感。

美味しい、楽しい、可愛い。
これは、つい買っちゃうけど満足感も高過ぎ系お菓子だ。
ギフトにも良いよ!と言いたいけれど、いや~こんなん、自分で欲しくなっちゃうよね。

このお店、他のお菓子だって可愛すぎる。
ヤバ……。

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可愛いお菓子缶。
「色々使い道あるから~」と言い訳しながら買うのだけれど、結局多くは奥にしまいこんじゃうのよね。それでも、やっぱり可愛くて、懲りずに買ってしまう。

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もはや宝石箱。

タイチロウモリナガのチョコレートボール缶。
チョコ好き感が溢れていて、気に入っている。

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元々お菓子が入っていたやつなので、密閉性もしっかり。

というわけで、会社おやつを入れるのに、大変重宝している。

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主人公はお菓子。
それでも、入れ物が可愛いことには価値がある。

私は5年間程、仕事でお菓子等の原価を計算してきた。
まあ幸せなお菓子ライフを楽しむ為にも、あまり細かく考えない。それでも考えるべきこともある。
使われている小麦粉とかバターとか、そういう原材料と同じくらい、ものによってはそれ以上に、その包装にお金がかかっている。
我々は、そこに対してもお金を払っているのだ。

だから開封して食べて、その他の部分を全て捨ててしまうのは少し勿体ない。その後も使えるのなら、それが一番なんだ。


「あっ、この缶可愛い~」なんて思って購入した経験のある人は多いはず。
特にキャラクター達の魅力溢れる遊園地とか、旅行に行った時のお土産とかね。

皆さんは、そういった素敵な缶たちをその後、どうされているのでしょう。

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