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ちゃっかり第2話です〜L'atelier à ma façon〜

本に上下巻があるように、noteも2章、あるいは3章に分けて書いてもいい。

私のnoteでカフェ巡りの話をする時、例えば1度の来店で2つのスイーツを楽しんだ場合にも1つの部屋に収めがちだ。
それは多分、”個々のスイーツ”ではなく、”1日”あるいは”1つのお店”という切り取り方をするから。

時には、「ピスタチオ」などの”種類”や、”1ヶ月”などでカットしてみた時もあったのだけれど、あれは数が多くてなかなか大変だ。

たまに書きたい時にはそんな総集編も楽しいかもしれない。
けれど、ちょっくら毎日noteという、日を重ねる度に止め時が見つからなくて困るやつをチャレンジ中の身の上では、そんな面倒なことをしてられない。

というか、読む人も大変だよね…。

1万字を超えてくると、これ万が一にもちゃんと読む人いたら奇人変人だな、とか思っちゃうもの。
ごめんね、いや、悪口ではないのよ?
そんな奇人変人魔人王様の類まれなる濃厚な個性も大好きなんだけどさ。
万人にそれを求めない。

「みんな違ってみんな良い」が正義の世の中で「普通」という言葉の意味は頼りなくて好きではないのだけれど。
それでも「多数派の」という意味で使うのならば、多分1,000~1,500字くらいがサラリと、でもある程度中身のあるものとして認識されるのかなと思う。

中身のあるもの...
うーわーー
お前そんなご立派なもの書けてるのかよってブーメランが。

いいや、うん、結論。
昨日書いたお店、実は2部構成でしたよ。
って告白です。
毎日noteの日付稼ぎです。

昨日の。

*****

L'atelier à ma façon(ラトリエアマファソン)

「苺とジャスミンのTrompe-l'oeil“トロンプルイユ2021”」

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「う、美しいっ……!!!!」
あるいは
「苺だ――――!!!!」
あるいは
「『トロンプルイユ』って何????」

最初に思い浮かべる言葉は何だろう。

最後のは、メニュー選びの段階で思うことか。
「トロンプルイユ=騙し絵」
さてさて何を騙してくれるのか、楽しみなところだ。

兎にも角にも、
お店の選択からそこまでの道のり、メニューの選択、そしてスイーツと対面した瞬間に心からポッと弾け出る言霊。
どこからスイーツ体験と捉えるのかは人それぞれで、正解のあるようなことではないのだけれど。
できることならその幅は広く捉えた方が、楽しいのかなという気がする。
スイーツへの投資額が多少増えたとしても、それ以上に満足度も引き上げられるしね。

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それは苺か何者か。
鏡の中の虚像。
苺っぽい何か。
あるいは本物。
偽物。しかし偽物だって、「苺」という概念に捕らわれなければ「本物」で。
あーーー頭の中が忙しい!

本物も偽物も、境界を失い一緒に溺れてゆく。

瑞々しく、プルンと不思議な食感のゼリー。
グワッとすくいとると、フワッと柔らかな甘酸っぱさが舞った...と思えば、滑らかなジャスミン香るクリームが舌鼓をヒヤリと撫で、カリカリっと軽快な音楽を鳴らす。

林檎とブラックペッパーのジャムやラスクに琥珀糖、クレープ...ユニークな香りと食感が次々に繰り広げられ、様々な顔を見せてくれる。

毎年加熱していく苺の数あるグラスデザートの中で唯一、苺の向こう側へ挑戦した作品です。

”苺の向こう側”ってなんだ。
よく分かんないけど、とりあえず「プルスウルトラ!」って叫びたい。

**

パフェという次元を超えて超えて超えてくる、もうなんか凄いとしか言えないラトリエアマファソン。
お値段はドリンクを付けて4,000円くらいが平均、かな?
それでいて、このお店は1人で2つ注文するお客さんが結構いる。
結構いるどころか、2つ目じゃないと注文できないメニューすらある。

皆、物好きだなあ。
まあ私もその1人なわけで。
きっとまた行くのだろうね。
非日常を演出した、トンデモスイーツ体験を求めて。

次はどんな新世界を見せてくれるのかな。

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