有限の中で、迷って、選ぶ。
いつも私の自己満足な好きの呟きを読んでくれている人と、そして私自身に改めて言っておきたいのだけれど、私は決してお金持ちではない。
3,000円超えのスイーツとか「誕生日じゃない日おめでとう!」くらいの勢いでわりと日常的に楽しんでいるし、1粒500円もするようなチョコだって食べる。
よく考えたら、そのレベルのチョコを朝に3粒食べたら1,500円の朝食である。気が狂っている。
そんな話ばかりしているものだから、つい私がお金持ちと勘違いする人もいるかもしれないし、私自身そんな錯覚に捕らわれそうになる。
けれど、私は決してお金持ちではない。
金銭面で恵まれているのは確かだ。
祖父母は紛れもなく”お金持ち”の部類だったと思う。
だから母は、お手伝いさんや家庭教師なんかもいてマジで”お嬢様”と呼ばれて育った生粋のお嬢様育ち。
しまむらで買った300円の服を長年愛用して、牛乳が10円安い日を狙ってスーパーに行く、素晴らしき”話だけ聞くとかつてお嬢様だったらしい”専業主婦である。
父は、一応今はどこかの社長をやってるらしいので、私自身も社長令嬢と、言えなくもない。
けれど、う~ん、どうなのだろう。
母がかつてそうだった”お嬢様”というのは、外国のお土産とかブランドものの貰い物とかの恩恵を受けちゃうような…そんな...。
私が父上から貰ったのって、せいぜいガソリンスタンドで無料で貰って来たキティちゃんのクリアファイルくらいだ。
良い子だったから、ちゃんと喜んだポーズは取った。
別に嬉しくなかった。
私自身も、かろうじて一部上場の全国的に名の知られている会社の正社員で働いてはいるものの、古くからの良くも悪くも、悪くも悪くも伝統的な会社だからね。給料は低い。
路上アンケートをしているお兄さんに、「えっ、低いっすね!!」って言われるくらい低い。超失礼。
そんなわけで私は、お金持ちっぽい雰囲気を若干醸し出しつつも、実のところ超絶、フツウである。
とはいえ、まあキリキリの生活を強いられる程に困窮しているわけではないから、人生を楽しく生きる為に趣味に多少のお金をかけるくらいの余裕はあるわけで。
その”趣味”として、”食べること”があるだけだ。
1度に10万や100万かけるような趣味をもっている人だっているでしょう?
そういう趣味は、本当に”たまに”の愉しみなのかもしれないけれど、それに比べると単価が低い分、食は日常的に楽しめる。
そういうところも、好きだ。
**
さて何を言いたかったかというと、
買いたいスイーツをいつもバカスカ買ってるわけじゃなくて、色んな葛藤の末に諦めたりすることも多いんだ、という話。
誕生日。
イートインではまあ結構かなり贅沢した。
4,000円を超えるパフェ。
ドリンクもプラスしたので、お会計は5,000円を超えた。
2店目に行ったお店も、まあ普通に高いお店だからね。
スタンダードに2,000円は超えたんじゃないかな。
全然関係ないけど、別に楽しくもなんともない飲み会とかでも、平気でこの幸せの限りを尽くしたような金額分飛ぶから怖いよねー!!!
で、お持ち帰りでも。
今まで少し躊躇いもあって買ったことの無かったようなお店に色々チャレンジしてみた。
ミントと唐辛子のチョコ...おもしろっ!
飴で有名なpapabubble。
銀座シックスの一風変わった店舗気になっていたのだけれど、わりとお高くて利用したこと無かったのよね。
アルノー・ラエール。
スイーツ好きの中では、とても名店として名を馳せる。
高い...高いよ…?
エイタブリッシュ。
1年くらい前に松屋銀座にできたらしいのだけれど、このお店のことは知らなかった。ヴィーガンスイーツがたくさんある。
喜び勇んでいくつか買ったわけだけれど、ヴィーガンスイーツって高いものなのである。レジで金額言われた時、ちょっとビビった。
...と、色々買って、この辺りで自重。
他にも、フレデリックカッセルだったりルノートル、それにジャンポールエヴァンのチョコや......買いたかったけれどさ。
流石に、自分の中での許容を超えた。
また、先日和光に立ち寄ったのだけれど、最高に好みドストライクなチョコレートが売っていた。
”日本ならではの食材を主役にした、スタイリッシュで斬新なショコラ・フレ”
あ~、日本の食材系、好きなんだよ~~~。
欲しいな…5粒で2,376円。
きっと、これはいずれ誘惑に負ける気がする。
でも、一度は勝利を収めた。
が、妥協案というのが必要である。
別のお菓子を買って、その場を収めた。
ダッグワーズ
見た目から分厚いなあ、という印象。
すっごくフワフワで、意外と強くスポンジ感もあって。
チョコレート専門店の絹のようにサラサラとしたショコラショーを思わせる上品な味わいが流石過ぎた。
ケーク オ フリュイ
可愛い。
可愛くて可愛くて。
思わず色んな角度で撮ってしまった。
ほらほら、上からも!
可愛いでしょう?
割ると...
うわ~真っ赤な、これまた可愛らしいのが出てきた!
シャリッ、ムチッとした沢山の食感がたっぷりで。
見た目にも可愛らしく、そして何よりもドライフルーツの多さが異常に拍車をかけて異常だった。最高だった。
いっぱいに感じられる洋酒感。
ケークのフンワリしっとり食感。
端の焼き目の芳ばしさ。
色んなことが、高レベルだった。
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買いたいを、いつでも買えるわけじゃない。
もちろん、買えてしまったらカロリー的にヤバすぎるという問題もあるけれど、お財布だってヤバイ。
だから、いつだって自分にとっての一番幸福な選択を探している。
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