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外は誘惑が多くて怖すぎるから〜サントロペ〜

外には色々な危険がある。

例えば壁に貼られたこんなメニュー表がふと目についてしまったり、ね!!!こんなん…欲し過ぎるに決まってるってばよ……。

ぐぬわぁ…ティラミスにするかパフェにするか……。
最早お店に入るかでなく、どちらのメニューにするかで悩んでしまう。


お店の雰囲気は、ちょっと忙しそう。
入りたいでーす…って感じでお店の前に立っていても誰も来てくれない。(ちょっとそこでお皿拭いてる人、絶対気が付いてるじゃん、「少々お待ち下さい」の一言をっ!!!)いざ入っても、全然人が来なくて注文を伝えられない時間が長いとちょっと辛い。最初の経験としてそういうのが多い人は、1人でカフェに入る事が苦手になっちゃうのかなと思ったりする。

とはいえとはいえ、レジでの接客とかは普通に明るくて好きだったし。お店の雰囲気から沢山の人の特別な時間を創出してるんだよなということが感じられるし。良いお店だなと思えるポイントも多彩にあった。そういうカフェの在り方を俯瞰してみると、やっぱり好きだなと再認識できたり、ね。

さぁてパフェが来た。
ティラミスと悩んで、やっぱりパフェにした。
好き。見た目から好き。林檎が好き。タルトタタンとか、めちゃ惹かれる。
それとペアリングのワインとかもう超絶最高おぶ最高。

サントロペ
クリオエクストラクション甲州 2020白×りんごのパフェ・タルトタタン

クリームが…良き、凄く良き。
凄く軽やかで綺麗な甘さのクリームは、身体にスッと染み込む感じで「うっうっ、うめぇ…」と輪郭が消えた後のその余韻を噛みしめる。

そんなクリームの甘さは、ガツンともっとインパクトある林檎のキャラメリゼによく寄りそう。不思議だ、凄い。そして林檎のトロトロとした柔らかさよ…ちょっと引くレベルでトロットロ…凄い。

タタンの甘くビターな甘さは、後半のビターな味わいが入り混じるジュレと連動している。パフェが故の楽しさだ。

サクサクのクランブルは存在感強め。

さっぱりのクリームとビターな林檎の味わいで一見ユニークながらも意外と実直な構成に、クランブルはリズムを与えてくれる。

ペアリングの甘いワインがまたパフェの世界観に奥行きを表してくれて。合わせると口に広がる味わいはグラデーションのように変わる。凄く綺麗。

今日はこれだけ、と思っても、美味しい予感を見つけるとつい…誘惑に負けてしまうことが、異常に頻繁にある。私は心が強い子だと言われて育ったのに…おかしいな???

外は、怖い。

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