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コンパクトディスクたち(第4話:制帽とおだんご)
前回、サンダーバードみたいな帽子を被らなくてはならないというところまででしたので、そのつづきをお話しします。
入社式の日、5階大会議室に集まった100名ほどの新入社員、バスガイドのヒヨコたちは全員着慣れないスーツや、高校の制服を着用しパイプ椅子に着座していた。
五十音順に席が用意されていて、私は中央より右の最後列に通された。そこから見渡すと新入社員全員の後ろ姿を確認することができた。学生時代の
コンパクトディスクたち(第2話:302号室)
前回は初めて購入したCDが佐野元春のナポレオンフィッシュだった気がすることを書きました
「この人なんで文章の最後に「。」を入れないのかしら?と思ったそこの同年代のあなた、最近の新社会人に句読点を入れて文章を送ると、威圧感を感じるから怖いとかいう報道を小耳に挟みましてね
実は自分も昔から、句読点をどこにつけてよいのか、下手なんです
あればあれで便利ですけど、つけすぎも目障りで
改行という便利な
コンパクトディスクたち(第1話)
メルカリでCDを売ってます
CDとわたしとの付き合いは、かれこれ30、、いやもっと?昔からになる
忘れっぽくなった記憶をたどろうと踠(もが)くと、ぼんやり浮かんでくるのは、日本の田舎の商業高校(とある商業高校略して、以後としょう)の32HR(さんじゅうにほーむるーむ=3年2組の呼び方)の教室の、黒板を向いて机に着座している自分と、その右隣に座っている石村くんである
石村くんは「クラスの男子の中