ハイエナは悪役じゃない? 意外な生態に迫る!(テキスト版)
皆さん、こんばんはこんにちわ。
元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
今日は、「ハイエナ」についてお話ししたいと思います。
ハイエナと聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
ライオンの食べ残しを漁る意地汚い動物
悪役として登場するアニメや漫画のキャラクター
腐肉を食べる不潔な生き物
ハイエナは優れたハンター
ハイエナは、死肉を漁る動物ではなく、獲物のほとんどを自らの狩りによって得る、優秀なハンターです。
特に有名なのが、ブチハイエナと呼ばれる種類です。ブチハイエナは、マダラ模様の体を持つ美しい動物で、その狩りの成功率はなんと70%を超えると言われています。
ライオンよりも優れた狩り
百獣の王と呼ばれるライオンの狩りの成功率は、20~30%程度です。
ブチハイエナは、メスを中心としたチームで狩りを行います。獲物の群れを追い立て、逃げ遅れた獲物を仕留めるのです。チームワークと優れた体力で、ライオンよりも多くの獲物を捕らえることができるんですね。
驚異的な持久力
ブチハイエナは、最高時速65kmで走ることができます。また獲物を狩るために走り続けることができる驚異的な持久力を持っています。
これは、ウサインボルトが長距離走をしているようなイメージでしょうか?(違うかな?笑)
ライオンも恐れる強さ
ブチハイエナは、ライオンよりも強いと言われています。
実際、獲物を巡って争った際に、ライオンがハイエナに殺されることもあるそうです。
ライオンが群れを作る理由は?
一説によると、ライオンが群れを作る理由は、ハイエナを恐れているからとも言われています。
強靭な顎と消化器官で骨までバリバリ
ハイエナは、他の動物には食べられないような骨までバリバリと砕いて食べることができます。これは、強靭な顎と消化器官のおかげです。腐った肉でも問題なく消化できるため、サバンナでは貴重な栄養源を確保できる存在なんです。
サバンナの掃除屋さん
ハイエナは、死肉を食べることでサバンナの環境を維持する役割も担っています。死肉を放置しておくと、病原菌が繁殖し、他の動物に感染してしまう可能性があります。ハイエナは、そういった死肉を効率的に処理することで、サバンナの生態系を守っているのです。
まとめ
ハイエナは、死肉を漁るだけでなく、優れた狩りの技術と強靭な体を持つ、サバンナにとってなくてはならない存在です。これまで持っていたハイエナのイメージが変わったのではないでしょうか?
動物園でハイエナを見かけたら、ぜひその生態を観察してみてください。
あなたもハイエナファンになるかもしれませんよ!
それではまた。
この記事の元ネタの音声データ↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?