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59.やっぱり地元が私の原点


半年ぶりに実家に帰っているが、改めて「ここが私の原点だな」としみじみ実感している。


ちなみに実家は田舎のため、大学がある東京都から片道5時間半〜6時間とかなり時間がかかる。(※PCR検査で陰性だった)


5年前、「田舎は遊ぶ場所なくて刺激ないし飽きたから東京に行く!」と決意して大学入学を機に上京。周りの友人はみんな関西の大学に行っていたから、割と珍しい人種だったと思う。


というのも小学生の頃からニコプチなどのファッション雑誌を読み漁っていた影響で「原宿」「渋谷」といった東京に異常に憧れがあり、いつかは東京に住むんだと誓いながら過ごしてきた。
「田舎は何もないしつまらん。都会が一番」とさえ思っていた極端な都会崇拝主義者だったと思う。


そして遂に大学入学を機に憧れの東京へ。
最初のうちは高層ビルや無数の商業施設など田舎にはないものばかりでキラキラしていて、刺激がたくさんあった。これが私が求めていたものだ!と心が躍り、毎日ワクワクしていた。


しかし5年も経てばさすがに東京の刺激の強さにも慣れ、特別な感情を抱かなくなった。
代わりに「地元が私の原点」ということを今までよりも強く感じるように。


どれだけ都会に憧れて東京に出ても、私が一番心を落ち着けられる場所は地元なんだ。関西弁が飛び交うのが妙に心地よい。


昨日1年半ぶりに親戚とご飯に行ったが、余計な気遣いをせずリラックスして話ができたのがすごく印象に残っている。「これを言ったらどう思われるかな…」とか一切気にせず、ありのままの自分でいられた。


ただ1つ寂しいことがあった。
半年前に実家に帰った時よりも商店街はシャッター街と化していて、商業施設もお店が閉店しているところがチラホラあったので以前よりも活気がなくなっていたのだ。
コロナの影響もあるとは思うが、元々寂れていたのがますます寂れていて、私が知っている景色とは全く違っていた。


何一つとして永遠なものはない。
すべては移り変わるもの。だからこそ一瞬一瞬を大切に。


寂れた地元の景色を見てこう感じた。


もう1つ印象に残っているのが、親戚の

「地元はええとこやのに皆出て行っちゃうな…」


と寂しげに話していたこと。
私の地元は田舎で職があまりないため、若い人はほぼ都会に出たっきり帰って来なくなる。(私も例外ではない)



地元に帰る気は正直全くないが、どこにいても「地元は私の原点」それはずっと変わらない。

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