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コミュニティ運営タスクリストを公開します!自由にご利用ください。

コミュニティの運営は手間がかかります。だからこそ、コミュニティマネージャーやコミュニティオーナーと呼ばれる人たちは、タスクリスト化しておいてそれを根気強く続ける必要があります。

コミュニティの目的やフェーズによってタスクリストは変わりますが、最低限これだけやっておけば少なくともコミュニティとして成立する、という「コミュニティ運営の最大公約数」みたいなものをご紹介したいと思います。

どれも、議論メシというコミュニティを2年9ヶ月やってきた実績に基づいているので、効果は実証済です。

ただし、このタスクリストで実現されるのは、いわゆる豪華ゲストを連れてきてイベントをバンバンやるイベントシリーズ型のコミュニティではありません。

コミュニティメンバーを手段ではなく目的として尊重し、脇役ではなく主役として着目するようなコミュニティを作りたい方。そして、互恵的な関係のなかでメンバー自身のやりたいことを実現するアイデアや仲間を見つけていけるような、そんなコミュニティを作りたい方に向けた内容になります。

実際に黒田が議論メシでやっているタスクリストのうち重要な部分を抜き出して20%ほどに絞り込みました。

たったこれだけ?

と思うか、

こんなにやることあるのか!

と思うかわかりませんが、ご参考にされてください!


①デイリータスクリスト

【A:イベント関連タスク】
3日後のイベント参加表明者にリマインド
1日後のイベント主催者に問題ないか確認の連絡
今日のイベントの関連タスク
1日前のイベント初参加メンバーにフォロー連絡
2日前のイベント参加者にアンケート送付

【B:コミュニティ通貨関連タスク】
昨日の重要なコメントをした人にコミュニティ通貨付与
昨日のイベント参加者にコミュニティ通貨送付のお願い

毎日発生するデイリータスクにはイベントに関連したものが多いです。①-Aに記載したように、イベント開催3日前から開催2日後まで、いろいろとやっておきたいことがあるわけです。イベントは開催する前後が重要です。

ちなみに①-Aにある「今日のイベントの関連タスク」には、「直前にZoomのURLをリマインド」「イベント開催中に参加者のメッセンジャーグループを作成する」「記念写真を撮る」「終了後にメッセンジャーで挨拶する」などがあります。イベントの形式によって違ってくると思います。

また、コミュニティ通貨を導入している場合には、①-Bのようにデイリータスクに織り込んでおくことで日常的に利用されるようになります。


②ウィークリータスクリスト

【A:オンボーディング関連タスク】
新規メンバーの自己紹介を投稿
新規メンバーに「入会時のお願い」を紹介
新規メンバーに「初回参加イベント」を紹介
新規メンバーに「オンラインコンテンツ」を紹介

【B:メンバーヒアリング関連タスク】
メンバーからのアンケート回答のチェックする
メンバーとの1on1を毎週5人前後セットする
新しいイベントやコンテンツ、制度を検討する

【C:イベント関連タスク】
今後のイベント参加者数のチェックと対応
2週間後のイベント関係者に当日の流れを確認

毎週発生するウィークリータスクにはオンボーディングに関連するものが多いです。②-Aにあるように、新規メンバーにまずは「自己紹介」をしてもらい、「初回アクション」を伝えるようにすればまずはOKです。

また、コミュニティ運営にはメンバーからのフィードバックが必要なので、②-Bのようにイベントごとにアンケートを取ったり1on1の時間を取ったりするのがよいでしょう。

③-Bにある「今後のイベント参加者数のチェックと対応」では、イベントの参加人数が少なければ参加を後押しするアクションを取り、逆に参加人数が多過ぎれば満員御礼と表示して締め切るなどのアクションを取ります。


③マンスリータスクリスト

【A:入退会関連タスク】
議論メシ新規メンバー募集開始の告知
既存メンバーに新規メンバーの招待をお願いする
参加してほしいと思った知人を新規メンバーとして招待
退会メンバーの対応

【B:イベント関連タスク】
イベントテーマやイベント主催者をメンバーから募集
定例Meetupの募集ページを作成する
過去イベントや過去コンテンツを整理してリスト化

毎月発生するマンスリータスクには入退会関連タスクが多いです。コミュニティが維持されるには一定の人数と多様性があったほうがいいので、③-Aにあるように告知したり招待したりしていきましょう。また、退会者は気持ちよく送り出しましょう。数ヶ月後や1年後に戻ってきていただけたりして嬉しいものです。

イベントはコミュニティマネージャーやコミュニティオーナーが自ら企画するだけじゃなく、③-Bにある「イベントテーマやイベント主催者をメンバーから募集してみる」のようにメンバーに投げかけてみるのがいいでしょう。また、定例Meetupがあるとコミュニティ運営にリズムが生まれ、安定感が出てくるのでオススメです。

ちなみに「過去イベントや過去コンテンツを整理してリスト化」しておくと、あとで分析したり振り返りしやすくなるので、マンスリーでやっておくと後で役に立ちます。


タスクリストを公開した理由

いかがでしたでしょうか?普通のタスクも多いので、これくらいすでにやっているという方も多いかもしれませんね。

このnoteを読んだ方がすぐにこのタスクリストを利用できるように、コピペしやすく並べておきました。TrelloでもAsanaでも、ご利用のタスク管理ツールに貼り付けて使ってみてください!

なぜ私がこんなことをするのかといえば、こうして秘伝のタレを公開することで、誰でもメンバー中心型のコミュニティを作れるようにしたかったからです。このタスクリストの利用許可も全く不要です。

ぜひご自身のコミュニティ運営の参考にされてください。そうして多様なコミュニティが世の中に溢れることで、誰もが自分に合ったコミュニティを探すことができる社会になるといいんじゃないかなと思うのです。

そしたら、孤立や分断も、ほんのすこしは和らぐんじゃないか。

そんなことを思ってまずはタスクリストを公開しました。

もう少し具体的にコミュニティ運営について話してみたくなった方がいたら、こちらのバーチャルランチクラブからお声がけいただけたらお返事していきたいと思います↓

読んでいただきありがとうございました!

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