見出し画像

『日本文学史』第10巻一九世紀の文学

「和歌の革新と伝統」鈴木淳
「近世の古典注釈」山崎芙紗子

 今回、短歌に関係があったのはこの二章だけ。「和歌の~」は小題には「堂上和歌と幕臣歌壇」、「江戸派と景樹の確執」など、近代短歌一歩手前のピンポイントで興味のある論題が並んでいる。色々な事がよく理解できた。「近世の~」はかなり専門的。

その他「京伝と馬琴」(内田保廣)などが面白かった。

岩波書店 1996 3000円

この記事が参加している募集

読書感想文