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赤ちゃんの誕生が崩壊寸前だった医療関係者を元気づけてくれた話


「赤ちゃんの誕生というのは、すばらしい力がある、と思いました」
慈恵医大の常喜達裕先生のオンライン講座を聞く機会があった。
とてもつらいときに病院内を力づけたのは、コロナにかかったお母さんが無事に出産して、赤ちゃんがコロナにかかっていなくて元気だったこと。


常喜達裕先生は東京慈恵会医科大学脳神経外科准教授、同附属病院患者支援・医療連携センター長を経て、同附属病院総合診療部長/教授

常喜先生は医療の最前線に立っていらっしゃる方だ。
これまでの経緯やこれからの考え方、いろいろお伺いしたので、いずれまとめたい。


医療従事者の疲弊と緊張



以下、ちゃんとメモを取らずに聞いていたため、用語に間違いがあったらごめんなさい。その場合は、すべて私のせいです。

自粛期、医療現場は本当に大変だった。医療崩壊も起きた。

例えば普段は二人でできる気道の確保。痰とともにウイルスが大量に上がってきてしまうため、息を止めて行う。
そのために交代をする必要があって5人でやる。常に人手不足。

看護師の着替え・装備も極めて大変で、時間もかかった。

医療も緊張の連続で、看護師も医師も過労でストレスフル。

その話はあなたもご存じだと思う。

一番つらいとき、院内の空気を一気に変えたことがあった。

それが赤ちゃんの誕生だったという。


出産で空気が変わった!

コロナウィルスに感染したお母さんの出産が、帝王切開で行われた。
初めての感染した妊婦の出産で、病院は緊張に包まれていた

でも無事に3104gの男の子が生まれた
Baby Catch というのだそうだ。

赤ちゃんはその後3回検査が行われたが、すべて陰性

「ブルーインパルスとかいろいろ励ましてもらいましたが、Baby catchというのは本当に、本当に力があるんだと思いました」と常喜先生。
病院内の空気がガラリと変わったそうだ。
喜びにあふれたという。

聞いていて、涙ぐんでしまった。

お母さんも、病院関係者も、緊張し、不安でたまらなかっただろう。
その中で元気に生まれてきた赤ちゃん。
生まれてきたそのことで、みんなを勇気づけてくれた赤ちゃん

みんな、無事に生まれてきてくれたことだけで感謝をしたのだ。
それだけで奇跡。
「だけ」と書いたけれど、「だけ」の大変さ。
困難の中でよく生まれてきてくれた。

命の奇跡と感謝

命ってすごい。

誕生ってすごい。

赤ちゃんだけじゃない。
あなたが生きていることが奇跡。
私も生きていることが奇跡。
こういう時だからこそ、感じる。
うちの子はもう高校生だけど、生きていることの奇跡に感謝しよう。

今、妊娠中の方、育児中の方、あなたは奇跡を体現する方です。
それだけではなく、あらゆる女性も、男性も、あなたは奇跡の存在です。

今は少しずつ、落ち着いては来ている。
でも今、改めて医療関係者に心から感謝を。
あなた方のおかげで乗り切れてきました。
本当にありがとうございます。

緊迫の中で生まれた赤ちゃん。
その赤ちゃんの誕生が医療関係者の心を救ったという話。
赤ちゃんってすごい力を持っているんだなと改めて思った。





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