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春を告げるお雛様の絵皿がお気に入り

気がつくとひな祭りまで1週間。2月は28日で終わるので、3月3日はもう目の前なんですね。

幼い頃にお雛様の思い出はあまりないけれど

節分が終わって間もなく飾ったものの、うちのは小さなものばかり。
息子だけで娘がいないから、とも思いますが、大きな兜人形もありません。
私の母はそういうことに興味がなく、私たち姉妹にも「ひな人形なんて場所ばっかりとって、邪魔だから」と買うことはありませんでした。

昔ながらの一対のひな人形はありましたが、出したり出さなかったり。
私はその雛人形は少し怖くて、あまり好きではなかったので、積極的に出しませんでした。

母は思い出したときにふっと出してきました。そしてなかなかしまいませんでした。私が晩婚だったのはそのせいでしょうか💦

伝統文化とか、着物、行事に興味のない母でした。戦後教育がそうさせたのかもしれませんね。情趣のあまりないタイプで、「ハイカラ」好きでした。
だから私は「家にないもの」にあこがれて、伝統文化や着物に惹かれていったのかもしれません。

小さな小さなお雛様を飾って

何度かの転勤や引っ越しののち、中学のころにようやく家が定まりました。そのころ買ってくれたのが和紙のひな人形です。

20210224お雛様

小さいけれど、かわいらしくて好きです。

小さなお雛様は他にも。ハマグリですから、小さ~い、です。

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ドアにはこんなリースを飾っています。リースも季節ごとに変えています。

20210224扉のお雛様

大人になったら自分のためにひな人形を買おう、とずうっと思っていました。
小さいときは、友達の段々のひな人形がとってもうらやましかったんです。五段とか、七段とか。きれいで、見事で、うっとり眺めていました。

それがずっと残っていたんですね。
最近はもういいかなと吹っ切れました。
もうものは増やさなくていい、立派な雛人形は美術館や博物館で見よう、と今は思っています。

見比べるのが楽しい絵皿のお雛様

人形ではありませんが、一人暮らしの時に一目ぼれして買ったのは見出し画像の絵皿のお雛様です。

これが我が家というか、私の大切なお雛様です。

一対で、手描きの伊万里。

手描きなので、よく見ると違うところが何か所も見つかります。

ふち飾りの大きさが全く違うのには、笑ってしまいます。

猫?も、右のお皿は剥げていますが、それにしても首に載っている布が赤くないのは塗り忘れですよね。

お内裏様とお雛様の表情も微妙に違います。

間違い探しのように、ていねいに一つずつ見ていくのが好きです。
毎回忘れて、毎回見つけます。

きっと何枚も大量にセットで作ったのでしょう。
そのうちの2枚が我が家にやってきたのです。

一度京都の骨董屋さんで似たものを見ましたが、高価で手が出ませんでした。数年後、東京の骨董市でまた見つけて、悩んだ末にうちに来てもらいました。

いつもは1枚しか飾りませんが、今年は2枚とも飾ってみました。

ささやかな季節飾り

季節を感じることや伝統行事が好きです。
育った環境ではほとんどしなかったので、抜けていることや知らないことが多くていまだに戸惑います。

でも小さな玄関飾りは季節ごとに変えます。
息子に受け継がれるかどうかわかりません。
でも私自身が生活のお楽しみ、として大切にしていきたいことなのです。

季節を感じること、咲く花を見ること、雪月花や花鳥風月という美しい言葉を体で知ること。
ただあわただしいだけの生活に、ふわりとした風と香りを運んでくれます。

そんな美しい生活をしているわけではありません。散らかっているのに飾り?という矛盾もあります💦

でも、帰ってきて、玄関を見るとホッとします。

20210224玄関飾り

本当は桃を飾りたいのですが、なかったので桜です。
葉が出てきましたが、葉桜になったら枝の前に花を飾るといいよ、とお花屋さんが話してくれました。
違う春の花も探してきましょう。

暖かな春が早く訪れますように✨

公園では河津桜が咲いていました🌸
一足早い春をお届けします。

20210224河津桜


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