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きんもくせいの香りが導く幸せの思い出

金木犀きんもくせいは、香りで秋の始まりを告げる花。

馥郁ふくいくと香っています。

20211002金木犀

金木犀はオレンジ色。
銀木犀ぎんもくせいもあって、こちらは花が白く、香りも穏やか。

実家に植わっていたのは、その間の「うすぎんもくせい」。

淡いクリーム色で、優しい香り。
その家を出て以来、見たことがないので、珍しいのかも。

選んで植えた母は、花が好きで花の名前を教えてくれました。

母とは様々な葛藤がありましたが・・・

私の花好きは、母から伝わったのかもしれません。


ひとり暮らしを始めて、今の夫と一緒に住むようになり・・・(転がり込んできたともいえます)。

息子も生まれ・・・。

南向きのマンションの植え込みには、金木犀が植えられていて。

部屋は5階でしたが、秋の初めに窓を開けると、ふわりといい香りが漂いました。

息子が赤ちゃんの時、抱っこして、窓を開けて
「お父さんに、行ってらっしゃい、しよう」

「パパ、バイバーイ」
まだ、「行ってらっしゃい」がいえなかったから。

夫が振り返って、手を振ってくれます。

金木犀の香りが、温かく包んでくれました。



小さな家を建てて、引っ越しました。

ご近所に金木犀が植わっていて、季節になるといい香りが。

息子は小学生になり、近所の子と集団登校。

ある台風が過ぎた日。

地面に落ちた金木犀を見て、

「もう金木犀もおわりだね・・・」

子ども同士で、ちょっとしんみり。

秋らしい美しい風景。



・・・の直後。

なんのきっかけもなく、

うわ~~~っ

と大声をあげて駆け出して、追いかけっこ。

そのまま、かなり危ない「ドリフト走行」をして学校まで走ったそうです。


近所のお母さんが「男の子って、わからないわ・・・」
と教えてくれました。

住んだ家ごとにある、金木犀の思い出。

香りをかぐと、よみがえる、幸せの記憶。


金木犀が散っても、味わいたかったら・・・

でも味わいたかったら・・・

金木犀の香りのお酒が。

20211002桂花陳酒

桂花陳酒けいかちんしゅは金木犀を白ワインに3年漬けて作った、甘めのお酒。

デザートワインみたいに楽しめます。


ジャムもあるんですね。

20211002金木犀ジャム

食べてみたいな・・・。

きっと華やかな香りがすることでしょう。

20210712スマート珈琲ホットケーキ

ホットケーキに合いそう😉


食いしん坊の私は、つい食べ物に行ってしまうんですね。

花も香りも、おいしいものも・・・好きです。

20211002金木犀フリー (2)


こちらは企画参加記事です。

楽しく書かせていただきました。ありがとうございます🌼

※イラストはたけのこさんからお借りしました。ありがとうございます。

ありがとう森バージョン


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