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子どもには天使と悪魔の両方がが棲んでいる

子どもは天使、といいます。確かにいるだけで心が柔らかくなります。
一方で、子どもが子どもに乱暴なことをするところも見ます。
そのどちらも本当で、どちらも否定してはいけないのではないかな、と考えています。

天使に助けられた夜

子どもは就学前に親孝行を終えている、といわれます。
それだけかわいくて、癒されて、成長の喜びを感じられるということなのでしょう。

私も息子が小さいときは大変でしたが、本当に楽しかったです。振り返った今だから言えることかもしれませんが、あのかわいさ、思い出してはとろけます。

息子が3歳くらいの時。
寝不足で疲れていて、ようやく親子二人で寝入った、というときにピンポーンと呼び鈴がなりました。はっと目を覚ましました。

夫のようです。
その時はマンションがオートロックで、夫は時々(当時はタバコを吸っていたので)外に喫煙に出ていました。
もしかしたらカギを忘れて出たのか、とオロオロしながら起きだして、待っていました。
すると少しして帰ってきて「あ、出るときに間違って押しちゃった」のひとこと。起こされて待っていた私に、ごめんのひとこともありません。

かなりムカッとしたのですが、とにかく消耗していて、そのまま寝室へ。
疲れていましたが頭の一部がカッカとして眠れません。上半身を起こしたまま、ボ~ッとしていました。

すると、頭に温かいものが。
寝たと思っていた息子が起きだして、私を「いい子いい子」となでてくれたんです。
じわ~っとうれしくて感動して、泣きそうになりました。

抱きしめて一緒に眠りました。
頭も体も心もふわっと温まって、すぐに眠れました。

私の天使でした。

うちの子の乱暴など

一方で、時どき保育参加をすると、子どもたちのいろいろな面が見えます。

先生がいないところで、別の子を背中から押して転ばせる子。
仲間外れにする子。

うちの子もよく泣かされました。
でも、やられただけではありません。

ちょっと弱い子をぐっとつかんだり、腕をかけたりしていたこともあったそうでなんです。保育士の先生に言われたことがあります。
「うちの子に限って」という気にはなれませんでした。
あるかも、とも思ったんです。

私は知った時にやったかどうか聞いて、注意しました。でも
「○○くんがこうしてきたから」などと言い訳をします。
「されたとき、どう思った?」
「いやだった」
「されてイヤだったことをするの?」
「・・・」
まだ納得できない表情をしていましたが、しぶしぶという感じで
「もうやらない」といいました。

そのあと保育士の先生に聞いても、そういう行為は見ていないとのことでした。でも本当にやらなくなったかどうかはわかりません。

ほかにもいろいろあります。
友達の家から、特別なレゴのパーツ・自転車を持ってきてしまったこと。

うちでお皿を割ったけれど(音がするようなものではありませんでした)、謝らずにピューッと逃げて知らんぷりしたこと。

他愛ないことのようですが、それが何につながるかわかりません。
叱りましたが、叱り方も難しく、いまだになんていえばよかったのか思い起こします。

天使も悪魔も我が子

私が思うのは、いたずらや悪いことをするのも含めてその子だということ。

「うちの子はわがままで」と認めてながら困っているお母さんも、「そんな大げさな」と取り合わないお母さんもいました。

「そんなことをするのはうちの子じゃありません」
と叱っているのを聞いたことがあります。
ではその子は「うちの子」ではなくなるのでしょうか。

「うちの子はしていませんから」といいきる方もいました。
親子ともになんとなく遠ざけられていました。

「してないよね」と聞くと答えられなくなるでしょう。

やったことをなかったことにはできません。

行為や気持ちが奥に入り込むだけです。
親に内緒で、見つからないように。話さないで。
なくなることはありません。

子どもにはいろいろな芽があります。
絵本にもアニメにも悪い子も敵も出てきます。
それを否定して、無菌室で育てることはできませんし、もしそうして育てたら、社会に出られなくなってしまいます。

子どもには小さな悪魔くんも住んでいること。
それを認めて、どうしたらいいかを考えたいです。

うちがちゃんとできたわけではありません。
小学校でも中学でも、担任から電話がかかってきました😭
ケンカとか、乱暴行為とか・・・。
いじめではなく、相手にけがをさせていなくて胸をなでおろしましたが、だからいいわけでもありません。申し訳ない気持ちは今もあります。
そのせいで学校に伺ったこともあります。

でもそれも我が子です。

今でも天使ですが、悪魔なところだってあります。

子どもを天使、と決めないで。
確かに天使、なんです。
でも悪魔な時もあります。
受け入れて、一緒に受け止めたいです。

できるだけ、丸ごと。

それが子どもを育てることであり、自分を育てることかなと思うのです。


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