見出し画像

パソコン、スマホでできる断捨離、目通し

私は、これまで10回の引越し経験がある。

5年くらい、毎年引っ越さなければならなかった時もあって、はじめのうちは、引越しの3ヶ月くらい前から荷作りを始めて、引っ越して3ヶ月くらい荷解き作業をして、モノをどこに置くかもしっかり定まらないまま、半年経たずにまた荷作りしなければならなくなり、また荷解きして、前とは違う間取り空間に、モノを配置することに頭を痛め、、、

年の半分以上、段ボールを触っている状態に、「何やってるんだろう?、、お金ばっかり高くかかって。。」と嫌気疲れた。。

でも、その経験が、私のモノの持ち方の意識を大きく変えた。

はじめの頃、私は家にあるものをただ段ボールに入れていった。

これは、次の引越し先まで、本当に持っていきたいモノか?

だんだんそれを考えるようになり、でも、それは頭も使うし、引越しが迫ってくると、いちいち考えてられなくて、ただダンボールに放り込む状態になるけど、引越しのたびに、その「何でもかんでもただ梱包」の時間と箱は減っていった。

転勤が続いた頃は、ネットもデジカメもなかったけど、パソコン、デジカメを持ってからは、ダンボールに荷物を入れる時に、一つずつ写真に撮って、パソコンに取り込み、ダンボールごとにフォルダを作って、パソコンを開ければ、どの段ボールに何が入っているかがすぐわかるようにした。

これは本当に便利だった!
「あれ、どこにあるんだったかな?」という時も、押入れを開け、段ボールをいろいろ開けて、引っ掻き回して探さなくても、パソコンを開ければ、どのダンボールに何が入っているかがすぐわかり、持っているものに目が通せる。

家にモノが多くて、でも捨てられないという人は、押入れや収納に入っているもの、ダンボールなどに入っているモノを、「今日はこの箱の中」など決めて、こうして内容をとりあえず全部写真に撮って、スマホやパソコンで管理する方法がある。

写真を撮る段階で、「これ、やっぱり要らない」と思うものがあれば、もちろん処分すればいいし、時々その持ち物を目を通して、「今、これが使える!」とか、「ここにこれを組み合わせれば」という使い方を思いついたりできる。

引っ越しはとても大変だけど、自分の持ち物を触って、知る大きなチャンスにできる。
できれば業者に全部任せるのでなく、ダンボール一つだけでもいいから、自分で荷作り梱包する、荷解きをするようにしたほうが、引っ越し後の生活をより良くできる。

私は、引っ越し後、そのダンボールのまま押し入れなどに収納して、ほとんどそのまま、引き出しのようにして使えるようにしてあるものも多い。

次の引っ越しの時は、またそのダンボールをほとんどそのまま閉じて運ぶだけで済む。

これは、使いもしないものを梱包して、ずっと触らず、また次の引っ越しにそのまま移動するのとは全然違う。

持ち物に目を通すことを続けていると、持ち方が慎重になるので、持ち物の量も自然に少しずつ減って行き、今では写真を撮らなくても、ほとんどの持ち物を把握している状態になった。

家の中はガラクタがごちゃごちゃで狭い、どこに何があるかわからない、無為に放置、必要なものが取り出せない、めんどくさいという、物が活かされておらずストレスの因になっている「贅肉持ち」が少ない状態は、本当に豊かで快適で気持ちいい!

一日1分でも、普段触らない押し入れや、小さな引き出しなどの収納を開けて目を通すだけでも、蓄積していくと、次の休みはまとまった時間を取って、ここの場所をなんとかしたい!というふうに自然になっていくもの。

これに気付くのは、一日も早いほうがいい。気付かない時間が長いほど、贅肉持ちの蓄積は当然多く、解決にその分時間がかかり、困難になる。

この意識はあらゆることに向くので、体にも有害がつきにくくなるはたらきを実感する。
ダイエットって、やせることじゃなく、健康な状態になることを指すもの。

持っているものを大切にちゃんと使う、しっかり捨てる生活は、必ず程良く体を動かし、頭を使うことになるし、メンタルも安定する。

画像は、押入れを開けた時の、ダンボールの一つ。
ダンボール面が剥き出しより、見える面は、持っているものを活かして、目に入った時に「いいもの」にしている。

スカーフの1枚をクリップで留めて、壊れたアクセサリーをここに飾っている。
子どもが描いた絵なども、段ボールの見える面に飾ったりする。
こうすれば、ただの収納ダンボールじゃなく、家にある、飾るものが生かされる大事な場所にもなる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?