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【リハビリ】新人こそ基礎を大切に

お疲れ様です。
ちーよねです。

新人が陥る状況としてよくあるのが、患者さんがイマイチ良くならないことだと思います。

臨床経験-1年分新人を見てきましたが、このような悩みを抱える人にはある程度共通事項があるように思います。

今回の記事では、なぜ新人がこのような悩みに陥るのかを考察していきたいと思います。

リハビリはある程度エビデンスが決まっている

理学療法士においては、理学療法ガイドラインというものがあります。

先代の方々がまとめた、各疾患におけるエビデンスレベルの高い治療内容が書かれています。

大体どこの病院や施設でも、新人には大腿骨頸部骨折やTKA、THAなど比較的対応しやすい疾患をもつ患者が割り振られると思います。

その際、基礎的な治療を実施することで回復していく方がほとんどです。

にもかかわらず、ガイドラインに載っていないことや先輩たちがやっていないこと、逆に先輩たちがやっている応用的なことをやろうとする新人もいます。(股関節の疾患なのに、十分な評価をせず足関節の治療をするなど)

基礎知識がない状態で応用をやろうとしている

私の偏見もありますが、学生時代に偏差値の高い大学に通っており、自分の知識に自信のある新人がこのような状態に陥りやすい気がしています。大学問わずこのような方ももちろんいますが。

また、初めて臨床に出るために何をしたらいいかわからず、文献や勉強会で学んだことをいきなり始める方もいる印象です。

国家試験で必要な知識と、臨床で必要な知識はもちろん別物です。

ですが先人たちが残したエビデンスの高い治療法は存在し、それを実践すればある程度の回復効果は見込めます。

にもかかわらず、何か特別なことをやる必要があると思い込み、難しいことをやろうとしていないでしょうか。

難しい勉強会で得た手技や知識が、目の前の患者さんに通用するとは限りません。

また、自分の知っている知識がすべてとも限りません。

あなたはこのような思考に陥ってはいないでしょうか。

自分の知識を患者さんに当てはめないように

患者さんがイマイチ良くならない場合は、自分の手技や知識を患者さんに当てはめてしまっている場合が多い印象です。

「〇〇ができないのは、これが原因だからだ」
「この部位が硬いから、この治療手技でやってみよう」
など。患者さんの全体像を把握せず、今の自分が対応可能な領域に当てはめていないでしょうか。

もちろん新人に限らず、私たちもこのような危険性があります。

今一度、良くなっていない時に何が間違っているのか。振り返る時間を作る必要がありそうです。

終わりに

自分の知識や勉強会の成果を試したくなる気持ちはよくわかります。

ですが患者さんはあなたの知識を見たいわけではなく、治してもらいたいのです。

新人時代にここに気づいていないと、何年も上記のような思考で過ごしてしまいます。

一度基礎に立ち返り、あらためて勉強し直すきっかけになると嬉しいです。自戒を込めて。

私も頑張ります。
あなたも頑張って。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
頑張るあなたの毎日にプラスαできたら嬉しいです。お互い頑張りましょう。

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