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2022/06/10福岡サンパレス、オザケンライブコンサート・レポ(後)

前編はこちら。

ライブでのオザケンの素敵さを自由気ままに書くと長くなり過ぎるので箇条書きにする。

素敵①若い頃と殆んど変わっていない声と、圧倒的な声量。
…色んな意見があることは承知の上で本当にこれ強調したいのだが、生歌を聴くと圧倒される声量で「CDより上手い」です。逆の歌手沢山居る中、これ大事。声はよく聴けば若い頃よりは若干低くなってるかなレベルで、曲によっては全然気にならない。若い頃の歌をキー変えずにまんま歌えてるのが何よりの証拠。

素敵②皆が知っている昔の歌も躊躇なく歌ってくれるサービス精神と歌の繋ぎ目の綺麗さ
…ご本人はサービスというよりはナチュラルでやっている気も。何しろ某メディアの対談で「新しい曲が昔の曲に上書きされるんじゃなくて自分というライブラリに新しい曲が加わっていっているだけ」というような事をおっしゃっていた。感涙。
そんなわけで2時間で本当にたっぷりの楽曲を聴かせてくれ大満足。20分遅れスタートは回収しすぎるくらい回収したw

素敵③年齢を感じさせないパワフルさとスタイル(体型)
…これも詳しい説明は不要ですよね。ぜひ生オザケンを拝んで確かめてほしい。声のことにしても努力のたまものであろう。

素敵④演者もステージも一体となった演出デザインのこだわり
…説明不要。

チケット代をけちった私の席は2階で、しかも後ろから数えたほうが早いという、いい席とは言い難い場所だったのが悔やまれる。
次のツアーがいつになるかは不明だが、料金はいとわず絶対に1階席に応募しよう…そのくらい1階席に居る人と2階席に居る人との熱量の差を感じた。1階の人はオールスタンドといってもいいくらい、2階席の人は大半が座ったままだったからだ。
1階席の人たちがどのレベルのオザケンオタクなのかは知る由もないが、少なくとも「私レベルの熱量なら1階だ」と痛感した。

私は、全部知っている曲だったのをいいことに、終始マスクの中で歌うわ手を振るわ手拍子するわ。立ち上がることこそ、後ろの人に迷惑かしらと遠慮していたのだが、「強い気持ち・強い愛」の時はとうとう我慢できずに立ってしまった。
隣の若い女性から、後で友達とかに「隣の若作りしたオバサンがひとりでノリノリでウザかった」とか言われてるかもしれんしなw

オザケンは最後に
「90年代に僕を見付けてくれた人、本当にありがとう。その時があるから今の僕がある」
と言ってくれた。
ああ。
ライブに行くと正直、圧倒的な数の客の渦に巻かれ、私など所詮その他大勢のひとりでしかないのだと、虚しさを感じる瞬間がある。
が、ひとりひとりは小さな1粒のしずくでも、しずくがないと水も生まれない。そして集まって流れとなり渦となり、オザケンの活動のモチベーションとして貢献できるのならば私はしずくになれてよかった。諦めずに応援していてよかった。と、心の底から思えた。オザケンの言葉に救われたのだ。

推しは多幸感を生み出す。私を救う。多くの人が救われる。そして人類を救う。


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