海外で働く@バンコク
「キラキラした話はよく聞くけれど、リアルな海外就職事情も聞きたい…」そう思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな方々にぴったりなセミナーが毎週日曜夜に学生無料、社会人1000円で参加できる「晴れときどき大嵐」!
記念すべき第一回は、フィジー&オーストラリア留学、新卒IT@日本⇒日系IT@バンコク⇒中国系IT@バンコク…というキャリアを歩まれているかっちゃんさんご登壇回でした^^
『晴れときどき大嵐』とは?
▼主催の鈴木俊良さんによる「晴れときどき大嵐」紹介記事
かっちゃんさんのキャリア
<高校時代>
ラグビー漬け。
海外志向、というよりは「ラグビーで全国目指したい」という想いが強かった。
(3~4割くらい浪人するくらいみんな部活や学際に打ち込むような高校。)
<1年浪人>
<大学>
県では進学校だったので、入学時は少しモヤモヤした気持ちも。
1年休学してフィジー(7カ月半)&オーストラリア(5カ月)留学。
<新卒IT会社>
3年働いて退職
<日系IT企業@バンコク>
2年働いて退職
<中国系IT企業@バンコク>
語学留学 @フィジー、オーストラリア
●そもそもなんで1年休学しようと思った?
①浪人時代、世界史の先生からの話で海外に興味を持ち、国際情勢などを勉強したいという想い。
②大学時代の国際協力サークル
③ジャーナリズムに興味があった。
⇒「写真家になってピューリッツァー賞を取る」ことが夢。もっと英語を磨かねば。
<フィジー:7カ月>英語圏でおだやか。コスト安め。
朝~14,15時:語学学校で英語と文化学習
それ以降の時間:ホストファミリーとゆったり。ホームパーティーなど。
「基礎的な英語をフィジーで勉強できた」「もうワンステップ進みたい」
ということで…
<オーストラリア:5カ月>
語学学校
様々な国から来た人たちから感化。
新卒IT~バンコクへ
<就活>
「海外と関わりたい」と思い、業界を探して「IT」「物流」に興味を持つ。
単純に「海外に行きたい」だけではなく「その事業で発展途上国に何が貢献できるか」ということも考えていた。
「海外事業×IT×物流」で物流の日系IT会社に就職。
<日系物流IT会社>
思ったよりも海外事業が進んでおらず、海外駐在のチャンスが先になりそう。今の会社ではしばらく海外いけなさそう…ということで、2,3年目あたりから転職を考え始める。
<日系化学系IT会社@バンコク>
自動車産業。
現地採用という立場で3-5年目の駐在員を上司に持ち、働く。
ローカル向け、日本人向け。
●なんでバンコク?
①大学時代から発展途上国に興味があり、東南アジアやアフリカなどの求人を見つける
②求人が多いのがシンガポールとバンコク
●色々な選択肢がある中でどうして「辞めてすぐ海外」へ?
①海外駐在前提の会社もあったが…しっくりこず。
②最終面談は対面が多かった。それなら行ってしまえ!
●仕事が無い中バンコクへ。不安はなかったのか?
不安は勿論あったけれども、「海外に早くいきたい!」という想いが強かった。
<中国系IT会社@バンコク>
再転職へ。
「他のこともやってみたい」ということで、業種・日系/外資系は特に決めずに調べてみた。けれども、しっくりきたのがITだったので、当時Directorが日本人だった中国系IT会社へ。
Q&A
①一番しっくりくる環境は?
今の会社。日系企業の人事制度や評価の仕方があまり合わなかった。
②ターニングポイントは?
新卒で入った会社を辞め、単身バンコクへ渡った時。
自分のキャリアの幅が広がった。
③学生時代と今の自分で心境の変化は?
「大きな野心×現実的に進める」スタイルで本質的なところは変わっていない。知っている中でやりたいこと、やらないといけないこと…などを進めていく。
④バンコクで働く楽しさは?
外国人と働けること。海外が合っている。
⑤日本に帰りたい?
好きだし、素敵な国だけど、日本に帰りたいとは思わない。
(現実的に考えると、子どもができた時に日本に戻る可能性も。)
⑥タイ以外の国に行きたい?
特定の国に行きたい、という想いはないけれど、チャンスがあれば他の国にも行ってみたい。
(旅行で行くのもいいけど、住むならではの魅力。)
⓻意思決定の仕方
後悔しないように選んでいる。
ここ選んだらモヤっとしそうだな、と思ったら踏みとどまるようにしている。ここなら大変な時も頑張れそうだな、と思えるところに就職するようにしている。
⑧人生の大まかな流れは元々決めていた?
決めていない。変わって当然。
⑨バンコクにはどんな仕事をしている日本人がいる?
・起業
・政府関係
・フリーランス(e.g.ジャーナリスト)
・現地採用
・駐在
⑩中国系企業では中国語必須?
基本社内の公用語は英語。中国語が喋れたら中国人社員さんと喋れるから中国語話せたら尚良しという程度。
⑪日系企業と外資系企業の評価制度の違いは?
成果主義。働いていてフェアだと感じる。
今の会社では勤務時間の考え方は無い。どれだけ成果を出したか。
⑫海外に合っている人は?
異文化・他の人を受け入れられる人。そんな環境を楽しめる人。
⑬新卒日本で働いてよかったことは?
研修でしっかりと日本の会社で求められるマナーなどが分かったこと。
⑭新卒海外就職はあり?
あり。「指示されるのが苦手」「先輩の背中を見て学んでいく」タイプの人には向いていると思う。
(ビザの条件で「●年以上の就労経験」「資格」で新卒すぐに来られない場合も。そもそも、タイでは1:4など外国人を採用できる枠に限りがあることも。)
⑮今後のキャリアは?
途上国である程度の教育を子どもに受けさせようと思うとInternational Schoolになるが、タイでは年間100万円くらい授業料がかかる。
(先進国なら公立でも一定水準の教育は受けられるかもしれないけど。)
だから、自分がやりたいこと、も大事だけど、現実的に今後のキャリアを考えていくうえで、収入も大事なポイントだと思っている。
⑯成果主義の外資で何を強みにしている?
エンジニア、などの分かりやすいスキルがあるわけではなく、営業をやっているので、(ITの知識+)今までやってきたことに自信を持ってひたむきに結果を出していくこと。
⑰2年遅れての社会人突入。就活で不利になる?
会社によっては、経験値からむしろ有利に働くことも。
そもそも、就活で有利不利とか考えるよりも、その先を考えて、自分にとって良いものになるかどうか…というポイントで選んだ方がいい。
⑱普段何語を使う?
会社では英語。家では奥さんと日本語。市場ではタイ語。
⑲活用した海外転職サイトは?
アジア圏の現地採用向けの求人情報が揃ったサイト
▼Kamome Asia
▼Working Aborad
感想
・住むならではの魅力。。確かに。足腰シャキシャキ動き、制約の無い今のうちに海外に住んで仕事がしたくなりました。とはいったものの、海外で外国人として働くには、日本で日本人として働く以上に成果を求められるシビアさがあったり、収入の面で不安があることも事実だなと…かっちゃんさんのように「やりたいこと×現実的に考える」ことを軸に人生歩んでいきたいな、と思いました。
・普段中々聴けない海外生活のリアルなありのまま情報を知れて、参加して本当に良かったなと思いました!!
・お話しくださったかっちゃんさん、企画&運営のしゅんすけさん、ありがとうございました^^来週も楽しみです!!
申込み方法
社会人★1000円:http://tiny.cc/kyaiqz
学生★無料:https://forms.gle/KD986SEyv4fGf1Gj7
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